Gainsight株式会社は、株式会社ヒト・コミュニケーションズ・ホールディングスのグループ会社であるSALES ROBOTICS株式会社と戦略的パートナーシップを結び、カスタマーサクセスの包括的な支援サービスを開始しました。この連携により、企業が最重視する「カスタマーサクセス」の戦略設計からシステム導入、実運用に至るまでの幅広い支援が可能となります。
特に現在、カスタマーサクセスの重要性はますます高まっており、多くの企業が営業部門をカスタマーサクセスチームに移行させる取り組みを進めています。この動きは新規顧客の開拓だけでなく、既存顧客との関係を深めることにも重点が置かれています。しかし、実際には多くの企業がカスタマーサクセスに関するオペレーションの構築や人材の確保に苦労しているのが現状です。
GainsightとSALES ROBOTICSの戦略的パートナーシップにより、両社が持つ専門知識とリソースを組み合わせ、これらの悩みを解決しようとしています。SALES ROBOTICSは1,000社以上のクライアントに対するインサイドセールスやコンタクトセンターの支援を通じて得られたノウハウを活かし、一方のGainsightは世界的なカスタマーサクセスプラットフォームとしての知識と導入実績を提供します。
具体的な取り組みとして、Gainsightは顧客の成功を実現するためのナレッジの提供や、顧客主導の成長を望むカスタマーサクセスコミュニティの招待を行います。さらに、製品の活用による既存顧客からの追加契約の増加や、解約防止に向けた施策の実施を目指しています。これに対し、SALES ROBOTICSはカスタマーサクセスの戦略設計やモデルの検証を行い、Gainsightのコンテンツを通じた人材教育や実行の型化を進めます。
また、日本国内市場における成長の鈍化が進む中で、企業の経営陣は既存顧客との関係性強化を最重要課題として掲げるケースが増えています。営業部門からカスタマーサクセス部門への転換や新部門の創設が求められる中、システムのオペレーションやリソース不足が課題となっています。GainsightとSALES ROBOTICSは、このような企業の新たなストック収益を生む柱をサポートすることを目指しています。
両社の代表者は新たなパートナーシップに期待を寄せており、Gainsightの代表、絹村悠氏は、自社のナレッジを「SALES ROBOTICSの豊富な業務実装経験と結びつけ、より多くの顧客の成功を実現したい」と述べています。SALES ROBOTICSの代表、有馬康平氏も、Gainsightとの提携で高まるカスタマーサクセス市場への対応を強調しています。
さらに、両社は「カスタマーサクセス2.0」というテーマでオンラインイベントを開催します。このイベントでは、カスタマーサクセスの最新情報と、両社の取り組みについて詳しく説明します。興味のある方は、ぜひご参加ください。このような動きは、企業の成長に寄与する重要な取組であり、顧客との関係を深化させる鍵となります。