TMJとみんなの銀行が新たな協議をスタート
株式会社TMJ(本社:東京都新宿区)と株式会社みんなの銀行(本社:福岡県福岡市中央区)が、金融ライセンスを活用した事業推進に関する協議を開始したことが発表された。両社の連携は、BaaS(Banking as a Service)を中心に、多方面にわたるビジネス支援を図るもので、業界のニーズに応える新たなサービスの創出を目指している。
協議の概要
今回の協議では、まずBaaS支援サービスやシステム導入に向けた相互顧客の紹介が予定されている。TMJの金融関連での専門知識を用いて、銀行関連ライセンスの取得に向けたコンサルティング支援も検討されている。さらに、顧客体験の向上と業務効率化を両立させるBPO(Business Process Outsourcing)サービスの提供も目指されており、金融サービスへの新規参入を希望する企業に対して両社が共同で広範な支援を行うことが期待されている。
背景と狙い
みんなの銀行は、企業哲学として「みんなの『暮らし』に溶け込む」ことを掲げており、BaaS事業を通じたパートナーシップを重視している。顧客の日常生活に金融機能を自然に組み込むことを目的としており、そのためにはデジタル化の推進が不可欠だ。これにより、よりスムーズな消費や購買体験が提供されることが目指されている。
一方でTMJは、BPO業務における高い実績を誇る企業であり、特に金融セクターに強みを持つ。彼らは、金融サービス仲介業という新たな資格を来年4月に取得予定で、ライセンス申請や維持に関する豊富な知見を活かしていくことができる。
近年、BaaSによる非金融企業の金融市場への参入が活発化しており、銀行代理業などライセンスの取得を目指す企業のニーズも高まっている。こうした潮流を受け、TMJはみんなの銀行と連携することで、より多くの企業支援を実現したいと考えている。
両社の注目ポイント
- - TMJの専門性:TMJは多様なビジネスニーズに応じたBPOサービスを提供しており、その中でも特に金融業界においては、コールセンター運営や業務設計において豊富な経験を持つ。
- - みんなの銀行の革新性:日本初のデジタルバンクであるみんなの銀行は、ユーザーに新しい銀行体験を提供することを使命とし、特にデジタルネイティブ世代に焦点を当てたサービスを展開。
この協議を契機に、今後両社がどのように連携し、新しい金融サービスを創出していくのかに注目が集まる。新たなサービス体験の実現が期待される中、TMJとみんなの銀行の動きから目が離せない。
会社概要
株式会社みんなの銀行
- - 設立: 2019年8月
- - 本社: 福岡県福岡市中央区西中洲6番27号
- - 代表取締役: 永吉 健一
- - 資本金: 173億円(資本剰余金含む)
詳細は公式サイトをご覧ください。
株式会社TMJ
- - 設立: 1992年
- - 本社: 東京都新宿区
- - 親会社: セコム株式会社
詳細は公式サイトをご覧ください。