ブレーキ部品やポンプなどの重要保安部品を製造する株式会社TBK(本社:東京都町田市)は、日本政策投資銀行(DBJ)が実施する「DBJ 環境格付」融資において、「環境への配慮に対する取り組みが先進的」との格付評価を取得したことを発表した。
DBJ 環境格付融資は、DBJが開発した独自のスクリーニングシステムを用いて企業の環境経営度を評価するもので、世界で初めての融資メニューだ。TBKは、この格付において、以下の3つの点が特に高く評価された。
全社的な環境マネジメント体制:グループ会社も含めた全社環境委員会と、各事業所の環境推進委員会による複層的な体制を構築し、環境リスクだけでなく機会の観点からも課題を特定。半期ごとの進捗レビューを実施することで、トップマネジメントのリーダーシップのもと、生産効率の向上と継続的な環境改善に取り組んでいる。
環境配慮型製品開発の推進:2030年の目標として「事業を通じた社会と環境への貢献」を掲げ、環境配慮型製品の要件基準を定め、該当製品の比率を可視化。強みとする技術を基盤に、関連部署と連携して新たな技術開発を進めることで、電動化アイテムなどの顧客の環境価値創出に資する製品開発を推進している。
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サプライチェーンにおける環境配慮:取引先に対して「購買方針」や「グリーン調達ガイドライン」など会社方針の説明会を毎年開催。定期的な環境取り組み状況調査を実施し、改善機会を捉えながら、サプライチェーン全体での環境配慮を推進している。
TBKグループは、「お客様に喜んでいただく商品をつくり、社会に貢献する」という経営理念のもと、ブレーキ部品やポンプなどの安定供給を通じて物流の安心・安全を支えている。また、長年培ってきた鋳造・加工技術を活用したモノづくりに加え、電動化ソリューション開発にも注力し、循環型社会の実現に貢献する企業を目指している。