人事パーソン必見!等級制度構築を学ぶ特別講座レポート
2025年4月5日、東京都中央区の「人事図書館」では、株式会社Trustyyleが主催する特別講座「等級制度構築-基本編」が開催されました。このイベントは、人事パーソンや人事担当者を対象に、等級制度を基礎から学ぶ機会を提供することを目的としていました。
等級制度の重要性
等級制度は、社員に対する期待やキャリアパスを明確にし、組織運営において重要な役割を果たす仕組みです。しかし、適切な設計がなされていない場合、社員のモチベーションが低下し、評価基準の不透明さが不満を引き起こすことにつながります。そのため、「どこから手をつければよいのか」という問いかけは、多くの人事担当者にとって悩みの種です。
本講座では、等級制度の基礎的な知識を整理し、実務に活かせる形で学ぶことを目指しました。理論にとどまらず、「何をどう考え、どのように仕組みを設計していくのか」という実践的な視点も持ち込みました。
プログラム概要
当日のタイムテーブルは以下の通りです:
講座の趣旨の確認と参加者間の問題意識の整理
等級制度の目的や職能資格制度、職務等級制度などの基本パターンを解説。
ビジネスモデルや組織戦略を考慮し、自社に適した等級数の設計方法を探る。
参加者同士で学びや気づきを共有し、振り返りの場を設ける。
参加者の声
参加者からは以下のような感想が寄せられました:
- - 「読書では得られない具体的な事例を聞くことができ、自社の制度の特徴を理解できた。」
- - 「等級制度の見直しに向けて、参考になる情報がたくさん得られた。」
- - 「会場に足を運ぶことでフィット感が感じられた。」
主要な成果と今後の展望
等級制度は単なる人材のランク付けではなく、組織の戦略・文化・人材育成をつなぐ基幹構造です。本講座では、等級制度を人と組織の成長を支えるデザインとして捉える意識を参加者に促しました。そして、等級設定における目的意識と基礎設計力の重要性について深く理解が進み、「自社に置き換えて考える力が養われた」との声も多く聞かれました。
今後も人事図書館では、自ら考え、設計し、実装できる人事の育成に向けた実践的な学びを提供していく予定です。
モデレーターの紹介
講座のモデレーター、岡本光敬氏は、人事図書館の運営スタッフであり、総合電子部品メーカーでの人事経験を経て、現在は人事コンサルタントとしても活動しています。幅広い業界における人事問題に精通しており、本イベントの成功に大きく貢献しました。
人事図書館について
人事図書館は、2024年4月に東京人形町にオープンした人事関連職のためのコワーキングスペースです。2500冊以上の書籍と600名以上の会員を持ち、「仲間と学びで、未来を拓く」をスローガンにしています。所在地は東京都中央区日本橋蛎殻町です。公式ホームページやSNSでの情報発信も行っています。