新プラットフォームTYPICA
2020-11-03 16:54:22

コーヒー生豆の未来を切り開く「TYPICA」新プラットフォームが登場!

コーヒー生豆のダイレクトトレードを変革する「TYPICA」



2023年10月、革新的なコーヒー生豆のオンラインプラットフォーム「TYPICA」がデビューしました。このプラットフォームは、麻袋1袋からコーヒー生豆のダイレクトトレードを可能にしています。コーヒーの過程は非常に重要で、品質を保つためには生豆を新鮮なうちに流通させる必要があります。

TYPICAの誕生背景と急成長の理由



TYPICAは2019年11月に事業を開始し、2020年10月末には456のコーヒー農家とロースターが参加するプラットフォームへと成長しました。この急速な発展は、創業者の山田彩音氏が17年間にわたり築いた業界の深い知識と経験、さらには新型コロナウイルスの影響によって進んだデジタル化の影響が大きいと言われています。今年度にはさらに20か国から550の生産者とロースターが参加する見込みです。

TYPICAは生産者とロースターにとって互恵関係を築ける仕組みを整えています。生産者は高値で新鮮な豆を直接販売でき、ロースターは自店に合った高品質なコーヒー生豆を仕入れることができるのです。特に、AIと人の結合により、効果的なマッチングとダイナミックプライシングが実現されています。

コロナショックの影響とその克服



TYPICAが実施した調査によると、コロナウイルスの影響を受けつつも、ロースターの72%がコーヒー豆の販売増加を実感しています。さらに76%がEC売上の増加を報告しました。一方で、生産者側では輸出量が減少し、生活への影響が出てきています。特にペルーの農家からはコーヒー生豆の流通が滞っているという声が挙がっています。

生産地での流通課題



コロナ禍によって、家庭でのコーヒー豆消費が伸びた一方で、生産地での豆が滞留しています。デジタル化の進展により、対応できる農家からは多くの注文が入る一方、デジタル化が遅れている農家からは逆に注文が減少する傾向があります。このような状況からも、TYPICAのプラットフォームの重要性がより一層増していると言えるでしょう。

サステイナブルなコーヒー生産のために



気候変動や国際価格の下落はコーヒー生産地に深刻な影響を与えています。これからの50年で生産地が半減する可能性が指摘されています。このような問題を解決するために、TYPICAはダイレクトトレードの活性化を追求し、農家の収益性向上とロースターの付加価値創出を目指しています。このオンラインプラットフォームにより、小規模農家でも参加しやすく、適正価格で豆を取引できる仕組みを整えています。

α版のリリースと今後の展望



TYPICAでは、コーヒー生産者は最新のコーヒー豆についてのオファーリストをアップロードし、ロースターはそれを閲覧してオンラインで取引を進めることができます。このような新しい仕組みにより、特に小規模の農家やロースターにとって大きなチャンスが生まれています。また、業界の注目が集まる中、TYPICAは今後の成長が期待されます。

カッピングイベントも全国8都市で開催予定で、生産者と直接つながる機会を提供します。今年度はペルーの生豆にスポットを当て、クオリティの高い豆を紹介する予定です。国際的なコーヒー市場の中で革新を起こすTYPICA。その動向から目が離せません。

会社情報

会社名
TYPICA Holdings株式会社
住所
大阪市中央区南船場4-12-8関西心斎橋ビル7F
電話番号

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