EIZOの新しいタッチパネルモニター
EIZO株式会社が、新しい15.6型タッチパネル液晶モニター「DuraVision FDF1683WT」およびその派生モデル「DuraVision FDF1683WT-AS」を発表しました。これらの製品は、11月18日からの販売が予定されています。
製品特長
高い操作性と多様な用途
新モデルの最大の特長は、10点マルチタッチに対応したPCAP(投影型静電容量)方式の採用です。これにより、ドラッグやフリックなどの操作がスムーズに行えます。また、ペン入力にも対応しているため、図や文字の書き込みが必要な場面で非常に便利です。従来のタッチパネルモニターに比べ、15.6型の省スペースなワイド画面は、情報量が約2.6倍と多く表示できるため、業務用や教育現場での利用が期待されています。
多様なキャビネットバリエーション
FDF1683WTは、取付け形式に応じた3種類のキャビネットバリエーションを用意しています。これにより、スタンドがあるモデル、アームや壁掛け金具に適したスタンドなしモデル、さらには機器への組込み用のオープンフレームモデルから選択できます。特にオープンフレームモデルは、機器の前面からのはめ込みと内部への組込みの両方に対応しており、業界の様々な機器への柔軟な取り付けを実現しています。
環境への配慮
また、EIZOの新製品は環境にも配慮されています。モニターの樹脂外装には再生プラスチックを84%以上使用しており、パッケージ材には再生紙素材を採用しています。これにより、環境負荷を低減する取り組みが強化されています。
その他の機能
製品のその他の特長として、誤入力を防ぐパームリジェクション機能、明るいIPSパネルを使用した視認性の確保、そして磨耗に強い表面ガラスが挙げられます。画面の横幅も広く、スライド操作がしやすいフルフラットデザインが採用されているため、直感的な操作が可能です。
FDF1683WT-ASの特長
FDF1683WT-ASモデルには専用のアクティブスタイラスが付属し、4096段階の筆圧感知機能を搭載することで、高精度な書き込みを実現しています。スタイラスのホバリング機能により、モニターに近づけることで書き込み位置を事前に確認でき、より的確な操作が可能です。
価格と購入方法
これらの新モデルはオープン価格で提供されており、EIZOのダイレクト販売サイトを通じて詳細情報を得ることができます。FDF1683WTは、スタンドありの場合で約110,990円(税込)、FDF1683WT-ASモデルは約120,890円(税込)となっています。特に教育機関や医療機関において、ペーパーレス化を促進するための有力な選択肢となるでしょう。
まとめ
EIZOの新しいタッチパネルモニターは、操作性と多機能を兼ね備え、さまざまな環境に適応した仕様となっています。業務用設備から教育現場に至るまで、用途は多岐にわたります。今後の展開に注目です。