山中湖でのダリア副業実験の挑戦
山梨県の美しい山中湖村で、新しい試みが始まっています。地域おこし協力隊の川村早紀さんが手がけるダリアの摘み取り農園の運営が、2026年からスタートしました。彼女は、「素人同然の私でもダリアを事業にできるのか」をテーマに、副業としての花づくりの実証実験を行っています。
副業モデルの狙い
川村さんの取り組みの狙いは、新たに農業を志す人々に対して心理的なハードルを下げることです。在宅でも始められる副業としての花づくりモデルを構築し、地域での新しい職業の選択肢を増やしたいという考えからです。「すぐに専業にするのは難しいが、副業からなら始められるかもしれない」という利点に着目しています。
発端となった球根の廃棄
実証実験の発端は、ダリアの球根の「分球」の作業中に、行き場を失ったカビや腐敗の球根が多く見つかったことからでした。川村さんは、廃棄される予定の球根を利用することで、初期投資を抑えた新たな事業の道が開かれるのではないかと考えました。今年の5月下旬には、300坪で400株のダリアを植えました。
栽培の進捗状況
現在、彼女の取り組みは順調に進み、廃棄球根の9割が芽を出しています。しかし、期待された売上には達しておらず、目標の5,000本にはまだ遠い状況です。川村さんは、仕事と栽培の兼ね合いで忙しく、広報活動に手が回らないことが課題だと述べています。
摘み取り体験の実施
2026年8月2日からスタートしたダリアの摘み取り体験では、訪れた人々が自分の好きな花を手に取る楽しさを共有できます。親子連れやペットとの来園も歓迎されており、来場者からの笑顔が絶えない日々が続いています。
今後の目標
川村さんの最終的な目標は、副業として新規就農の成功例を作り出し、同じことに挑戦したい人々にその手順を伝えることです。全国をターゲットとしたダリアの販路も開拓中で、特に色とりどりのダリアのセット販売に人気があります。彼女の若き挑戦と情熱が地域の未来にどう影響を与えるか、今後も動向に注目です。