軽貨物業界の未来へ
2023-10-24 10:00:03

軽貨物業界の未来を担う!「軽貨物の日」制定と業界の課題

軽貨物業界の未来を担う!「軽貨物の日」制定と業界の課題



2022年10月24日、国土交通省による軽貨物車両の規制緩和から2年。一般社団法人軽貨物ロジスティクス協会はこの日を「軽貨物の日」と制定しました。この記念日は、軽自動車を使った配送業務の自由化という大きな転換点を記念するとともに、業界が抱える課題に向き合い、未来への発展を誓う日として位置づけられています。

規制緩和と業界の課題



規制緩和は、参入障壁の低下をもたらし、多くのドライバーが業界に参入しました。しかし、同時にドライバーの質の低下や、過積載、無認可での運送など、新たな問題も発生。法令遵守の徹底や、ドライバーの待遇改善が急務となっています。

軽貨物ロジスティクス協会は、これらの課題解決に積極的に取り組んでいます。協会員への教育・指導の徹底、過積載の取締り強化、損害賠償能力の義務化などを推進。さらに、業界全体の認知度向上にも力を注いでいます。

業界を支える人々



協会理事長である瀬戸口敦氏は、「2024年問題」や再配達問題、燃料費高騰、人材不足など、業界を取り巻く厳しい状況を指摘。記念日制定を通じて、ドライバーの待遇改善や配送環境の整備に繋げたいと語っています。

北商物流株式会社は、従業員の育成にも力を入れています。業界初となる試みとして、応用行動分析学の権威である明星大学心理学部教授とトップパートナーシップ契約を締結。従業員を大切にする企業文化を醸成することで、人材不足問題への対応を図っています。

未来へ向けた取り組み



軽貨物ロジスティクス協会は、60社以上の会員企業と3000人以上の個人事業主ドライバーを擁する業界団体です。DHLサプライチェーン株式会社の元社長である松岡昇氏を顧問に招聘し、国際基準に基づいた安全運転指導やドライバー教育、カーボンニュートラルへの取り組みなどを推進。業界全体の健全な発展を目指しています。

まとめ



「軽貨物の日」の制定は、軽貨物業界が抱える課題と、それらへの取り組みを改めて認識する機会となりました。人材不足や待遇改善、環境問題など、解決すべき課題は山積していますが、業界関係者や荷主、そして一般消費者の理解と協力によって、軽貨物業界はより安全で持続可能な発展を遂げていくことができるでしょう。

今後、軽貨物業界は、技術革新や社会情勢の変化に対応しながら、持続可能な発展を目指していく必要があります。協会の活動や企業の取り組みが、業界全体の更なる発展に繋がることを期待します。

会社情報

会社名
北商物流株式会社
住所
東京都北区赤羽北2-29-12リバービューハイツ赤羽北1階
電話番号
03-5948-9296

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