熊本県立大学の学生がAppleのWWDC25で栄誉ある受賞
熊本県立大学の飯村研究室に所属する濱本太輝さんと山口昂大さんが、Appleが主催する「WWDC25 Swift Student Challenge」で輝かしい成果を収めました。特に濱本さんは「Distinguished Winner」として選ばれ、米国カリフォルニア州にあるApple本社での特別なイベントに招待されました。
WWDC25 Swift Student Challengeとは
このコンテストは、AppleのWorldwide Developers Conference(WWDC)の一環として行われ、世界中の若い開発者が参加しています。応募者はプログラミング言語「Swift」を用いて独自のアプリを開発し、その革新性や技術力が求められます。神奈川から、世界中から集まった学生たちの中で、濱本さんと山口さんが選ばれたことは、彼らの努力の賜物です。
特別イベントの模様
濱本さんは、6月8日に行われたウェルカムレセプションで、Apple CEOのTim Cook氏に対して自身のアプリ「Hanafuda Tactics」をプレゼンテーションしました。このアプリは、日本の伝統的な花札を初心者でも楽しむことができるように工夫されています。濱本さんは、「テクノロジーによって文化が継承される素晴らしさを示した」とTim Cook氏から称賛の言葉を受けました。
また、イベントではAppleの旧本社であるApple Campus Infinite Loopを訪れ、仲間たちとともに素晴らしい体験を共有しました。濱本さんは、「この経験は自身の今後の学習において計り知れない価値を持つ」と語っています。
山口昂大さんの挑戦
山口さんは「CamGuide」というアプリを開発しました。このアプリは、ユーザーが美しい写真を撮影する手助けをしてくれるもので、プロのカメラマンの視点を参考にしながら、良い構図を提案します。このアイデアは、彼自身の写真撮影への情熱から来ています。山口さんも、自身の成長や仲間たちからのサポートに感謝しており、今後も新しい挑戦を続けたいと考えています。
飯村研究室について
濱本さんと山口さんが所属する飯村研究室は、「かしこいソフトウェア」と「やさしいコンピュータ」をテーマに研究を行っています。計算知能や量子コンピュータに関する先端的な研究を通じ、社会課題の解決に挑み、地域の小中学生向けにプログラミング教育にも力を入れています。学生たちは、実社会での経験を重視しながら、次世代の育成にも貢献する取り組みを行っています。
熊本県立大学の特色
熊本県立大学は、地域に根ざした実学を重視した教育を行っており、学生たちには理論を現場で学び、実践力を育むための多彩なプログラムが用意されています。濱本さんと山口さんの活躍は、大学全体にとっても誇りであり、地域や国を越えて新しい可能性を開くきっかけとなるでしょう。彼らの今後の活躍にも期待が高まります。