静岡発!プラモデルの魅力と未来を探る!
静岡市は、世界でも有数のプラモデルメーカーが集積する街として知られています。そんな静岡で、今年創業100周年を迎えた「青島文化教材社」が、その歴史と魅力を伝える特別展を駿府博物館で開催しています。
今回の特別展では、戦後から現代までのプラモデルの歴史を振り返り、時代とともに変化してきたプラモデルの姿を、貴重な資料や模型を通して紹介します。
プラモデルは時代の鏡
戦後、国策として軍事教育の重要性が叫ばれていた時代には、木製の飛行機模型が推奨され、プラモデルの生産量は大幅に増加しました。その後、高度経済成長期には、スーパーカーブームや映画やテレビドラマに登場する車両などがプラモデル化され、幅広い年齢層のファンを獲得しました。
また、伝説の乗用車や二輪、軍艦などの模型も根強い人気を誇っています。これらのプラモデルは、当時の社会や文化を反映しており、まさに時代の鏡と言えるでしょう。
ボックスアートの迫力
プラモデルの魅力の一つに、箱に描かれた完成イメージ図「ボックスアート」があります。今回の特別展では、半世紀以上前の作品から最新のボックスアートまで、数多くの作品が展示されています。
これらのボックスアートは、プラモデルの完成イメージを鮮やかに表現するだけでなく、当時の流行や文化を感じることができる貴重な資料でもあります。迫力のある絵柄、繊細な描写、そして時代を超えて魅力的なボックスアートの数々は、見るものを魅了すること間違いなしです。
情感のこもった模型たち
展示されているプラモデルの中には、かつて一世を風靡した「デコトラ」や、子どもたちの想像力を掻き立てるロボットなど、時代を超えて愛され続ける作品も数多くあります。
また、周辺の風景まで細やかに描かれた電車や、情感のこもった自転車など、見ているだけで当時の情景が目に浮かぶような模型も展示されています。
プラモデル教室も開催!
8月2日と8月7日には、小学生と保護者を対象にしたプラモデル教室が開催されます。人気自動車やキャラクターから好きなものを選んで、実際にプラモデルを作ることができます。参加費は入館料のみで、事前申し込みが必要です。
この機会に、プラモデルの世界に触れてみてはいかがでしょうか?
【開催概要】
会場:駿府博物館(静岡市駿河区登呂3-1-1 静岡新聞放送会館別館2階)
会期:2024年7月20日(土)~9月8日(日)
開館時間:午前10時~午後5時(入館は午後4時半まで)
休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合は開館し、翌日休館)
観覧料:高校生以上 800円 中学生以下、障がい者手帳ご提示の方は無料
主催:駿府博物館(公益財団法人静岡新聞・静岡放送文化福祉事業団)、静岡新聞社・静岡放送
後援:静岡市、焼津市、藤枝市、静岡市教育委員会、焼津市教育委員会、藤枝市教育委員会
特別協力:青島文化教材社
【プラモデル教室申込】
* 詳細はこちらをご確認ください:http://www.sbs-bunkafukushi.com/museum/exhibi/1093064.html