TCJグローバル、ミャンマーと連携し外国人材採用支援を強化
株式会社TCJグローバルがミャンマーの日本語教育機関、Myanmar Global Business Association (MGBA)と業務提携を結びました。この提携により、日本国内の企業に対して特定技能を持つ外国人材の採用支援を強化し、同時に日本語教育サービスの充実を図ります。これにより、特定技能を大事にする日本の法人企業に、外国人材の採用及び日本語教育に関する包括的な支援が提供されることになります。
海外展開と業務提携の背景
TCJグローバルは1988年から高品質な日本語教育を提供し、世界80か国以上からの留学生や就労者にサービスを提供しています。日本語教師養成機関としてもトップクラスの規模と実績を持ち、国際基準をクリアした教育サービスを展開しています。近年、日本国内では労働力不足が顕著となっており、特に特定技能に関連する外国人材の受け入れが重要視されている中、当社の豊かな日本語教育のノウハウと現地パートナーとの連携が、このニーズに応える重要な要素となっています。
ミャンマー人材の特徴
ミャンマーは約5500万人の人口を抱え、その68%が労働年齢に相当します。特に平均年齢が29歳と若く、将来にわたっての労働力供給が期待されています。経済が農業中心から製造業やサービス業へとシフトしており、海外での就労への関心も急速に高まっています。
さらに、日本国内でのミャンマー人の在留数は2024年には約8万人に達する見込みで、過去10年間で約6倍に増加しています。特に製造業や介護、外食産業などで若手人材が活躍する場面が目立ち、宗教観や家族観が日本に近いことも適応の面での強みとなっています。
ミャンマーの人々は誠実で素朴な国民性を持ち、他者に対する思いやりや礼儀を重んじる文化が根付いています。日本語学習にも真剣であり、基礎的な会話力を備えた人材が多く見受けられます。日本語能力試験への受験者も年々増加しており、教育の成果が明確に現れています。
日本市場での強み
ミャンマー人材が日本企業で求められる理由は、コミュニケーション力と協調性の高さです。仏教的な価値観に根ざした「穏やかさ」と「忍耐強さ」は日本の職場文化に適応しやすく、チーム内で協力し合う姿勢が重視されています。トラブルも少なく、長期的に安定して働く傾向が見られます。
特に、製造業や介護分野では、関連する専門教育を受けた人材が増えており、心のこもったケアや丁寧な作業が高く評価されています。
提携内容と今後の展望
提携により、現地での日本語学習教材の供給や日本語教師の養成を通じた教育体制の強化、そして日本への就労や留学希望者への支援体制を構築します。また、日本国内の法人企業には特定技能を重点にした即戦力外国人材の紹介サービスを用意し、ミャンマーにおける日本語教育と就労希望者のスムーズなマッチングを目指します。
TCJグローバルはこれを機に、ミャンマーだけでなく他の海外市場への事業展開を視野に入れ、さらなる成長を目指します。日本語教育のグローバルリーディングカンパニーとして、日本語教育市場の発展だけでなく、社会問題解決にも貢献していく所存です。
会社概要
Myanmar Global Business Association Co,. Ltd について
所在地:77/B, Dhamma Zedi Road, Myay Ni Gone, Sanchaung Township, Yangon, Myanmar
代表者:U Kyaw Win
事業内容:ミャンマーにおける日本語教育及び留学・就労者紹介事業
株式会社TCJグローバルについて
所在地:東京都新宿区信濃町35煉瓦館2F
代表者:中澤 匠
事業内容:外国人留学生向けの進学・就職日本語コース、日本語教師養成事業、地方自治体や教育機関への日本語教育コンサルティングなどを展開しています。
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