製造業におけるAI活用提案ウェビナー
製造業ではAIの導入が進む一方で、実際の業務での活用には困難が伴っています。そのため、SIerやITコンサルタントにとって、顧客へのAI提案はますます重要なテーマとなっています。しかし、多くのAIプロジェクトがプロトタイプ段階で止まり、実際の業務に結びつかないという現実があります。この状況を打破するためには、どのような取り組みが必要なのでしょうか。
AI導入の課題
AI導入が期待される中でも、多くのプロジェクトがPoC(概念実証)でとどまっている原因は、いくつかの共通パターンに起因しています。AI導入そのものが目的になり、実際の業務課題が無視されてしまう傾向が見受けられます。特に製造業では、AIで解決すべき問題を特定することなく導入だけを進めてしまうことが多いのです。そして、問題を定義しないまま進行したプロジェクトは、どんなに高い性能を持つAIを導入しても効果が薄く、投資対効果(ROI)を示すことができず、予算が凍結される事例も増えています。
AIを実際の業務改善に繋げるためには、まず現場が直面しているリアルな課題を見つけ出すことが不可欠です。AIはあくまでツールであり、その先にある解決すべき具体的な課題がなければ、導入は無意味となってしまいます。
製造業の具体的な課題
製造業が直面する「探せない問題」とは何でしょうか。例えば、数十年にわたる図面や保守記録が散逸してしまい、情報が求められたときにすぐに見つからないという課題があります。また、定年を迎えるベテラン社員から受け継がれる暗黙知が失われつつあることも大きな問題です。こういった情報を探せないという現状が、製造業におけるAI活用の大きな障害になっているのです。
最近開催されたウェビナーでは、これらの製造業特有の問題を解決するエンタープライズサーチ「Sinequa(シネクア)」について紹介されました。Sinequaは、SharePointやSlack、WindchillやTeamcenterなどのPLMシステム内のデータを横断的に検索することができ、AIとの組み合わせにより、根拠のある高精度な回答を提供する能力を持っています。これにより、設計の再利用や型番選定、技術サポート、調達管理など、製造業が求める具体的な検索基盤として利用可能です。
取り組むべき方向性
セミナーを通じて、製造業顧客へのAI提案を成果に結びつけるためには、まず顧客の現場が抱える課題を正確に把握し、それに基づく解決策を提案していくことが重要だということが強調されました。AI導入に際しては、単なる導入作業に終わらないための思考が必要不可欠です。
今後もマジセミ株式会社は、「参加者の役に立つ」ウェビナーの開催を通じて、参加者が直面する現実の問題に対する具体的な解決策を提案していく予定です。過去に開催されたセミナーの資料や新たに開催予定のセミナー情報は、公式サイトで随時更新されていますので、興味がある方はぜひチェックしてみてください。