NABLAS、GENIACプロジェクトに採択
NABLAS株式会社は、経済産業省とNEDOが共同で進める「GENIAC(Generative AI Accelerator Challenge)」の第2期に採択されたことを発表しました。このプロジェクトは、日本における生成AIの開発を強化することを目的としており、特に食品や流通小売領域にすぐれた技術を提供することを目指しています。
NABLASの新たな挑戦
採択により、NABLASは大規模視覚言語モデル(Large Vision-Language Model: LVLM)の開発に対し助成を受けることが決定し、日本特有の食品業界に特化したデータを最大限に活用した生成AI技術の発展が期待されています。このプロジェクトでは、画像やテキストなど多様なデータを用い、日本の食品に関する質問応答機能を持つモデルの開発が行われます。
NABLASは、食品関連ビジュアルデータや文書を融合させることで、世界的にも競争力のある技術を生み出し、実際のビジネスで活かせるようにする計画です。さらに、このモデルを商品開発やマーケティング領域に活用するために、関連企業との連携を強化し、具体的な事業展開を進めていきます。
GENIACプロジェクトの概要
GENIACは、経済産業省およびNEDOによって実施される国内の生成AIの発展を促進するためのプログラムです。主に計算資源の提供やデータ利用に向けた調査支援を行い、生成AIの基盤技術の強化を図っています。その中で、NABLASは日本の食品業界特有の知識を組み込んだ新しい技術の開発に挑むことになります。
プログラムの実施期間は2024年10月から2025年4月までの予定であり、今後の進捗が注目されます。
NABLASについて
NABLAS株式会社は、東京大学発のベンチャー企業で、AI技術の研究・教育に力を入れております。AI人材育成事業では、独自の教育コンテンツと学びの環境を提供し、最先端のAI技術を駆使したコンサルティング業務を展開しています。「Discover the gradients, Towards the future」というビジョンのもと、技術の社会実装を通じてより良い未来を創造するために日々取り組んでいます。
事業内容としては、AI人材育成、コンサルティング、研究開発に貢献しており、その活動の中心となる技術の開発を進めています。より詳しい情報は公式ウェブサイト(https://nablas.com)をご覧ください。
このプロジェクトの成果により、生成AIの新たな可能性が広がり、食品業界に革新をもたらすことが期待されます。今後のNABLASの活動から目が離せません。