岡山県高梁市とABCクッキングスタジオの包括連携協定締結
2024年4月3日、岡山県高梁市は株式会社ABC Cooking Studioと包括連携協定を結び、地域ブランドの強化と地域活性化に向けた新たな取り組みを開始しました。この協定は、高梁市が取り組む「食を通じた持続可能な地域づくり」をサポートするためのもので、双方が保有するリソースを活用しながら地域の未来を築いていくことを目指しています。
目的と背景
この連携は、地域の豊かな食材を活かした魅力的なプロモーションを行うことで、高梁市のブランド力を高め、国内外への発信を強化することが目的です。ABC Cooking Studioは国内外で170万人以上の会員を持ち、アジアを中心に活動を展開している大手料理教室です。その経験とネットワークを活かすことで、高梁市の「食」に関する価値を高めることが期待されています。
両者の思い
高梁市の石田芳生市長は、この協定が地域の魅力を広め、健幸都市としてのビジョン実現に繋がることを願っています。市長は、食を通じた地域の交流の重要性を強調し、「域内循環はもちろん、広く国内外へと魅力を発信することで、地域の活性化に全力で取り組んでいく」と語りました。
一方、ABC Cooking Studioの志村なるみ社長は、「高梁市の魅力を引き出し、地域経済の成長に寄与するため、全力を尽くす」との意気込みを示しました。双方が協力し、食を通じて人々がつながり、より育まれた地域社会を築いていくことを目指しています。
協定の具体的な協力内容
協定の中では、以下のような具体的な協力事項が定められています:
1.
地域食材の魅力向上や販路拡大:地域の特産品を活かしたプロモーションや、新たな販路を開拓するための協力。
2.
情報発信や施策PR:両者による共同の情報発信戦略を練り、観光客や消費者へのアプローチを強化。
3.
人材交流及び食を通じた地域活性化:ABCの知見や人材を高梁市に派遣し、地域の人材育成に寄与。
4.
食育の推進:子供たちや地域住民を対象とした食育プログラムの実施を通じて、食の重要性を教える。
5.
観光やブランド振興:高梁市の観光資源を最大限に活用し、特産品を通じた地域の魅力を発信。
6.
特産品の活用:地域の特産品に基づいたレシピ開発や商品企画を実施。
最後に
この協定は、高梁市にとって新たな食文化の拠点としての進展を意味するもので、地域の人々や企業が集結し、協力することで地域活性化を実現するための第一歩となります。今後の具体的な施策や取り組みがどのように展開されていくのか、地域の発展を見守っていきたいと思います。