自動車保険参考純率が平均5.7%引き上げへ!新車割引拡大、自動運転対応特約も新設
損害保険料率算出機構は、2024年6月24日に自動車保険参考純率の変更を金融庁長官に届け出ました。この届け出は、同機構が「損害保険料率算出団体に関する法律」に基づいて行うもので、同年6月28日に適合している旨の通知を受け、改定が正式に決定しました。
今回の改定では、平均で5.7%の引き上げが実施されます。これは、車両の高性能化による修理費の高額化や物価上昇による修理費の上昇、そして近年の保険統計に基づくリスク実態を反映した結果です。
さらに、今回の改定では、いくつかの重要な変更点が見られます。
1. 新車割引の拡大
新車割引の割引率が拡大されます。これは、新車の購入を促進し、自動車業界全体の活性化に繋がることを目指しています。
2. 自動運転対応特約の新設
自動運転車の普及を見据え、「被害者救済費用特約」が新設されます。この特約は、自動運転車の事故発生時における被害者の救済を目的としています。
3. 「特定小型原動機付自転車」の区分新設
近年増加している「特定小型原動機付自転車」に対応するため、新たな区分が新設されます。これにより、保険料率の算出精度が向上し、より適切な保険料設定が可能になります。
今回の改定は、自動車保険の契約者にとって大きな影響を及ぼす可能性があります。保険料の改定や新設された特約の利用など、契約内容を見直す必要があるでしょう。
詳しくは、損害保険料率算出機構のウェブサイトをご確認ください。
参考情報
損害保険料率算出機構ウェブサイト: https://www.giroj.or.jp/
自動車保険参考純率改定のご案内:
https://www.giroj.or.jp/ratemaking/automobile/202406_announcement.html
* 自動車保険の概況:
https://www.giroj.or.jp/publication/outline_j/
お問い合わせ
損害保険料率算出機構総合企画部広報グループ
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