ispaceルナボード設立
2024-09-10 14:01:55

ispace、宇宙の未来を形作るルナ・アドバイザリー・ボード設立

ispace、宇宙の未来を切り拓くルナ・アドバイザリー・ボードの設立



株式会社ispaceは新たに「ルナ・アドバイザリー・ボード」を創設したことを発表しました。このボードには、宇宙産業のリーダーたちが集結し、ispaceの掲げる「シスルナ経済圏」を築くために中心的な役割を担います。初期のメンバーには、元欧州宇宙機関(ESA)事務局長のジャン-ジャック・ドルダン氏や、元内閣府大臣官房宇宙審議官の小宮義則氏、元SpaceXの友也・トーマス・オシネロ氏、そして元NASAのアラン・スターン氏が名を連ねています。

特に注目されるのは、これらメンバーが持つ国際的な経験や専門知識です。彼らは、日本、米国、ルクセンブルクの拠点を活用しながら、シスルナ経済圏の発展に寄与していくことに期待されています。ispaceのCEOである袴田武史氏は、宇宙産業のリーダーたちをボードに迎え入れたことを大変喜んでおり、多角的なアプローチで課題に取り組むことが重要であると強調しています。

ボードメンバーの紹介


初期メンバーはアルファベット順に以下の通りです。
  • - ジャン-ジャック・ドルダン氏(Jean-Jacques Dordain)
元ESA事務局長で、宇宙開発における長年の経験を生かし、ispaceの戦略に貢献することを楽しみにしています。
  • - 小宮義則氏
日本の宇宙スタートアップの先駆者として、ispaceのグローバルアドバイザーとしての役割に重責を感じています。
  • - 友也・トーマス・オシネロ氏(Tom Ochinero)
SpaceXの元上級副社長としての経験をもとに、ispaceのミッション達成に向けて尽力します。
  • - アラン・スターン氏(Alan Stern)
NASAの元副長官であり、商業的な宇宙経済の発展に貢献することに興奮を覚えています。

これらのメンバーが目指すのは、月面でのビジネス実現や宇宙経済の構築です。ispaceは彼らの経験を活かし、シスルナ経済圏をより強固なものにしていく意向です。また、宇宙産業は急速に進化しており、民間企業としての成長も期待されています。

ispaceのビジョン


ispaceは「Expand our planet. Expand our future.」というビジョンを掲げており、月面資源の開発を中心に活動しています。日本、ルクセンブルク、アメリカの3拠点で、約300人のスタッフを擁し、2010年に設立されました。ispaceはGoogle Lunar XPRIZEの最終選考に残った「HAKUTO」を運営するなど、宇宙への挑戦を続けています。

同社は、月への輸送サービスや探査データの提供を目指した小型ランダーとローバーの開発に取り組んでおり、2022年にはSpaceXのFalcon 9を使用した初のミッションを成功させました。今後は、2024年冬にミッション2を予定し、さらなる宇宙探査を進めていく方針です。

ispaceの取り組みは、宇宙産業の発展だけでなく、地球上の人々にとっても大きな可能性を秘めています。未来の人類社会のために、あらゆる異分野の専門家が集まるルナ・アドバイザリー・ボードが果たす役割はますます重要になることでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社ispace
住所
東京都中央区日本橋浜町3-42-3住友不動産浜町ビル3F
電話番号

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