空き家実態調査2025、売却の決め手はジェックスとコストの関係

空き家実態調査2025：空き家売却に関する新たな傾向

株式会社ポルティが実施した「空き家実態調査2025」では、全国の空き家オーナー250名を対象に、空き家売却に対する条件を探りました。その結果、売却を決断する際の最大の決め手は「費用負担の少なさ」となりました。

調査結果の概略

調査は2025年の3月16日から17日にかけて行われ、250名の有効な回答が得られました。

主要な結果として、66.4％がコスト面を重視していることが明らかになり、次に売却価格、手間や時間のかからなさ、信頼できる相手を求める声が多いことが分かりました。

1. 費用面が最大のハードル

「費用負担が少ない」と答えた割合が66.4％に達しました。空き家の特有の費用である解体費用や仲介手数料、残置物処分に関連するコストが、高額化していることが大きな要因と考えられます。このため、売却をためらうオーナーが多い現状が浮かび上がっています。

2. 売却価格・手間・信頼も重要な要素

さらに、56.0％は「売却価格が希望に見合うこと」を重視し、47.6％が「手間や時間がかからないこと」を、44.0％が「信頼できる買主や仲介業者に任せられること」を挙げました。これは、書類手続きや家族の調整など、売却に関わる手間が多いため、スムーズなサポートが求められる背景があります。

3. 家族・親族の合意も一定の割合を占める

また、家族や親族からの承諾が必要と感じている人も17.2％おり、特に複数人で所有している空き家ではこの要素が重要になります。

考察：費用・価格・サービスの質がカギ

この調査結果からは、空き家売却を望むオーナーにとって、コストを抑えつつ希望価格を実現したいという要望が大きな影響を及ぼしていることが分かります。また、手続きの簡便さや信頼できるサービス提供者の存在も重要な要因となっています。

ポルティでは、こうした調査結果を基に、空き家売却に伴うさまざまな負担を軽減するための施策を強化しています。ユーザーが安心して売却を決断できる環境を整えることが、今後の方針です。