新たな挑戦、北海道ワインの有機ワイン
北海道ワイン株式会社は、自社直轄の農場「北海道ワイン後志ヴィンヤード」において、サステイナブルなワイン造りを推進しています。特に注目すべきは、2023年に初めての有機栽培に成功し、その収穫を迎えたことです。これに伴い、2025年4月11日(金)に、ファーストヴィンテージのワイン4種が直営店舗で限定リリースされることが発表されました。この新たな挑戦が、どのように実を結ぶのか、非常に楽しみです。
後志ヴィンヤードの概要
後志ヴィンヤードは、北海道余市郡仁木町に位置し、2020年に耕作放棄地を取得したのち、2021年には有機JASの認証を受けました。この農場では、シャルドネ、ケルナー、ピノ・ノワール、アコロンの4品種を栽培し、2023年にはついに初収穫を迎えました。その背景には、農林水産省が掲げる「みどりの食料システム戦略」があり、有機栽培の割合を増やし、環境に優しい農業を推進することが求められています。
ファーストヴィンテージとは?
今回のリリースされるファーストヴィンテージ「Experimental Batch」は、4つの品種から成ります。それぞれに独自の特徴がありますが、どれも2023年に手に入れた有機栽培葡萄を使っており、価格は4,059円(税込)で750mlのボトルで販売されます。具体的には以下のような品種です:
- - シャルドネ:白ワイン、辛口、アルコール度数11%、641本
- - ケルナー:白ワイン、辛口、アルコール度数12%、1,634本
- - ピノ・ノワール:赤ワイン、ライトボディ、アルコール度数11.5%、240本
- - アコロン:赤ワイン、ミディアムボディ、アルコール度数10.5%、242本
是非味わいたいイベント
2025年4月11日(金)には、『春の試飲即売会in札幌』が開催され、ここではファーストヴィンテージの乳香をいち早く味わえる貴重な機会が設けられます。同日にはワイン即売会も行われ、多様なワインとともに地元の人気イタリア料理店の盛り合わせも楽しむことができます。参加費は3,500円(税込)で、事前の申し込みが必要です。会場では農場長の小林氏によるセミナーも予定されており、ワインの醸造の裏側を深く知るチャンスです。この情報を逃さず、ぜひお友達を誘って新しい体験を楽しんでください。
環境への取り組み
好みに合ったワインを楽しみながら、環境への配慮も忘れないのがこのリリースの大きな特徴です。後志ヴィンヤードは、環境負荷の軽減を目指し、新しい時代の日本ワインの可能性を広げています。また、持続可能な農業のモデルケースになることを目指すその取り組みは、ワインづくりを楽しむすべての人々にも良い影響を与えることでしょう。
最初の試験的なワインがリリースされる2025年、その新たな試みは、北海道の自然環境と調和したワイン造りの新しい時代を告げることでしょう。北海道ワインの新しい挑戦がどのような成果を生むのか、多くの人たちが待ち望んでいます。