特別写真展「顧みられない熱帯病と暮らす人びと」のご案内
1月30日、世界顧みられない熱帯病の日が近づく中、DNDi(顧みられない病気の新薬開発イニシアティブ)と公益財団法人目黒寄生虫館が共同で、特別写真展を開催します。この展示は、1月24日から3月30日の間、目黒寄生虫館の特別展示スペースで行われます。このイベントは、武田薬品工業の支援を受けて実施され、顧みられない熱帯病に苦しむ患者やその家族たちの実情を視覚的に紹介します。
顧みられない熱帯病とは?
顧みられない熱帯病は、主に低中所得国の貧困層に影響を与える感染症で、全世界で10億人以上が苦しんでいます。これらの病気には、寄生虫による多くの病も含まれ、患者の健康や生活の質を著しく損ねています。医薬品の開発は利益が見込めないため滞りがちで、特に医療が不足している地域では、患者は孤立し、適切な治療を受けることが難しくなっています。これらの背景から、顧みられない熱帯病と呼ばれるのです。
写真展の内容
本写真展では、顧みられない熱帯病に苦しむ患者たちやその家族の日常、そしてその中で彼らを支えようとする医療従事者の姿を写真で紹介します。これは、来場者に対して、彼らの現状や苦悩、そして希望を知ってもらうことを目的としています。展示される写真は、すべて武田薬品工業の「グローバルCSRプログラム」に基づく支援を受けたDNDiのプロジェクトに関連しており、寄生虫館を訪れる方々にその重要性を理解してもらえる内容となっています。
開催概要
- - 主催: DNDi、目黒寄生虫館
- - 開催期間: 2025年1月24日~3月30日
- - 場所: 目黒寄生虫館 1F 特別展示スペース
- - 住所: 東京都目黒区下目黒4-1-1
- - 電話: 03-3716-1264
- - 開館時間: 午前10時~午後5時
- - 休館日: 月曜日・火曜日(祝日の場合は開館し、直近の平日に休館)
- - 入館料: 無料
この特別写真展は、顧みられない熱帯病の実情を広く伝える貴重な機会です。多くの方々にご来場いただき、彼らの状況に対する理解と関心を深めていただければ幸いです。
DNDiについて
DNDiは、顧みられない病気に対する安全で効果的、かつ安価な治療薬を開発する非営利団体です。設立以来、様々なプロジェクトを通じて数百万の命を救ってきました。具体的には、アフリカ睡眠病、リーシュマニア症、シャーガス病、河川盲目症などに対して新しい治療法を提供してきました。
詳細は
DNDiの公式ウェブサイトをご覧ください。
目黒寄生虫館について
目黒寄生虫館は、寄生虫学に特化した私立博物館で、1953年に設立されました。約300点の標本や資料が展示され、寄生虫に関する教育や啓発活動を行っています。興味のある方は、ぜひお立ち寄りください!
詳しくは
目黒寄生虫館の公式サイト をチェック。