フォントアプリ「MORISAWA PASSPORT for iPad」が進化
株式会社モリサワは、フォント提供アプリ「MORISAWA PASSPORT for iPad」の最新バージョン、Ver1.9.0をリリースしました。このアップデートでは、特に注目すべきは、Morisawa Fonts Packに新たに追加された2024年度新書体第2弾です。これにより、アプリの使用者はさらなる選択肢を手に入れ、多様な言語に対応したフォントを利用できるようになります。
新書体第2弾の概要
新たに追加された書体は、昨年10月に発表された2024年度新書体第1弾に続くものです。第2弾では、欧文スーパーファミリー「Role」が含まれ、これは特に東南アジアやインドで使用される文字に対応する14の多言語展開ファミリーを備えています。この機能により、企業や個人ユーザーは、さまざまな言語を使用する場面でも統一感のあるデザインを実現することが可能になります。
また、「Clarimo UD」シリーズにもハングル書体が追加され、さらに幅広い言語対応が期待されます。この改訂により、利用者は日本語だけでなく、国際的なビジネスシーンにおいても適切なフォント選択を行えるようになるでしょう。特に、デザイン業界では言語の多様性が求められているため、このアプリの対応力は大きな強みと言えます。
さらに、アメリカ拠点の書体ライブラリOccupant Fontsからも、欧文ラインナップが追加され、ユーザーの選択肢が広がります。
バージョンアップのメリット
今回のバージョンアップでは、新書体の追加だけでなく、一部書体の改訂も行われています。これにより、ユーザーは常に最新のデザインのトレンドに合わせたフォントを使用することができるため、クリエイティブな表現がさらに充実することでしょう。
アプリの利用者は、2024年度新書体特設ページにアクセスすることで、詳細な情報や新書体に関する情報を確認することができます。また、Standard Packにおける新書体の提供は終了していますが、いくつかの機能の追加に関しては引き続き更新が行われるため、すでにアプリをお持ちの方もバージョンアップをお勧めします。
提供日とアプリについて
新書体は2025年2月12日(水)から提供がスタートしますが、具体的な公開時間はApp Storeに準じるため、こちらも見逃さないようにしましょう。アプリのダウンロードや詳細は、モリサワの公式サイトから確認できます。
まとめ
「MORISAWA PASSPORT for iPad」の新バージョンは、特に多言語に対応するフォントを求めるデザイナーやビジネスマンにとって、非常に魅力的なアップデートです。新書体により、より多くの国や地域へのアプローチが可能になるため、今後の利用が待ち遠しいですね。ぜひこの機会にアプリをアップデートし、最新のフォントを試してみてはいかがでしょうか。