平城宮跡歴史公園での「ひいな節」
奈良県に位置する平城宮跡歴史公園で、歴史深い「ひいな節」が2023年に開催されます。このイベントは、平城京の象徴的な朱雀門を舞台に、ひいな人形やひな壇飾りの魅力を広げる考えられています。特に、奈良時代から続く伝統的な行事と結びついているため、訪れる人々にとって特別な体験となるでしょう。
ひいな節とは?
「ひいな節」は、平城宮跡を中心に開催されるイベントで、古来よりの人形に対する感謝の意を示すためのお祭りです。ここでは、皆様から譲り受けたひな人形やつるし雛を使い、約2ヶ月間にわたりその魅力を堪能することができます。イベントは2024年2月21日から4月12日まで行われ、特設ウェブサイトでも詳細が紹介されています。
現代のひな人形の背景
現代のひな人形のルーツは、奈良時代にまで遡ります。当時、上巳の祭りや曲水の宴が行われ、多くの人々が集いました。平城宮跡では、これらの伝統を受け継ぎ、毎年ひいな節を祝うことで古き良き文化を再確認し、新しい世代に引き継がれています。
取り組みと支援の呼びかけ
ひな人形の飾りつけには、地域の就労自立支援施設が関与し、つるし雛が手作りされています。しかし、昨今の需要の増加に伴い、飾りつけるつるし雛が不足しております。そこで、家庭に保管されているつるし雛や不揃いのものでも大変ありがたいとのこと。この機会に自宅で眠っている大切なひな人形をご寄付いただければ、イベントの一層の魅力向上に貢献できます。
大本山正暦寺とのコラボレーション
平城宮跡では、大本山正暦寺の和尚様により、厳粛な人形供養法要が行われます。お人形やぬいぐるみなどの供養を通じて、感謝の気持ちを新たにすることができる貴重な機会です。毎年、3月9日に行われる大護摩供養では、過去に郵送や持参されたすべてのお人形が供養され、その感謝の意を込めた祈念が行われます。
お問い合わせと詳細
「ひいな節」についての詳細は、平城京ひいな節実行委員会が担当しています。興味のある方は、公式サイトやお電話でお問い合わせください。イベントは、地域の文化を楽しむだけでなく、参加者とともに古き良き伝統を次世代に繋げる素晴らしい機会です。ぜひ、平城宮跡を訪れ、特設ひな壇の美しさをご堪能ください。
- - お問い合わせ先: 県営平城宮跡歴史公園 0742-35-8201
- - 所在地: 奈良市二条大路南3丁目2-14
- - 公式サイト: 平城京ひいな節特設サイト