環境対応の新技術！乾燥時間不要のオスモUVオイルで完成度向上

オスモUVオイル導入の背景とその特徴

近年、環境問題への関心が高まり、建築物の木造化や国産材の活用が進んでいます。これに伴い、塗料の選定も環境に配慮した自然塗料が増加しています。しかし、従来の自然塗料は主に手作業での塗装が行われていたため、生産効率が低く、職人の技術によって仕上がりに差が出るという課題がありました。これを受けて、柏田木材工業株式会社はオスモUVオイルを導入し、長年の加工技術と組み合わせることでこれらの問題を解決しました。

オスモUVオイルの特性

「オスモUVオイル」の最大のメリットは、乾燥時間の短縮です。塗装してUVランプで照射することで、瞬時に乾燥が完了します。このため、工期や納期も大幅に短縮できるようになります。さらに、機械塗装を前提に開発されているため、手作業によるばらつきがなく、均一な仕上がりを実現します。これにより、製品の品質も安定します。

また、通常の自然塗料は亜麻仁油を主成分とすることが多い中、オスモUVオイルはひまわり油や大豆油、アザミ油、さらにカルナバワックスやカンデリラワックスをブレンドすることで、ウレタン塗装に匹敵する高い保護能力を実現しています。

OEM・特注製造への対応

柏田木材はオスモUVオイルを使用した塗装だけでなく、加工や接着の設備も完備しており、フローリングや壁材などの製造を手掛けています。天然木単板の貼り合わせをはじめ、既製品から特注品まで、幅広いニーズに応えることが可能です。

自社製品の紹介

- 奈良県産杉フローリング

長さ：1950mm、3950mm
幅：120mm
厚み：15mm
塗装：オスモUVオイル

- 長野県産唐松フローリング

長さ：1900mm、3800mm
幅：105mm、140mm
厚み：15mm
塗装：オスモUVオイル

今後の展望

柏田木材は2023年8月にオスモUVオイルを導入し、塗装・加工・倉庫管理の一貫した対応が可能な体制を整えました。内装建材を中心に、様々な製品においてこの技術を採用していただくため、2024年中にはライン稼働率を50%以上、2025年には80%に引き上げる目標を掲げています。環境配慮が求められる市場において、持続可能な製品とサービスを提供し続けるパートナーとして成長していく所存です。