三井住友トラスト・アセットマネジメントが「intra-mart」を導入
三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社が、株式会社フォーカスシステムズおよび株式会社NTTデータ イントラマートとの連携により、エンタープライズ・ローコードプラットフォーム「intra-mart®︎」を採用しました。本導入は、社内での稟議プロセスのデジタル化を目的としています。
導入の背景
同社は大手の資産運用会社であり、資産運用残高や確定拠出年金市場において優れたシェアを持っています。顧客に対して幅広いサービスを提供する中で、デジタルテクノロジーの活用が企業の成長に欠かせない要素であると考え、社内稟議のデジタル化を最優先の課題に挙げています。従来のアナログ方式では、決裁までのプロセスに最大数週間を要することが多く、非効率な状況が続いていました。
このため、申請や承認にかかわる業務の効率化を図るために「intra-mart」が選ばれました。このプラットフォームは、業務プロセスをスムーズに進めるためのデジタル基盤となります。特に、商品開発業務部や投資業務推進部といった契約申請の多い部門から導入が始まり、段階的に全社展開が予定されています。
intra-martを選んだ理由
「intra-mart」が選ばれた理由は、以下の4つです。
1.
柔軟性の高いワークフロー: 複雑な承認ルートを自由に設定できるため、柔軟に対応できます。
2.
豊富な実績: 10,400以上の導入実績を持ち、特に金融業界での信頼性があります。
3.
国内市場での実績: 国内ワークフロー市場で17年連続No.1の成績を上げており、その信頼感があります。
4.
充実したサポート: フォーカスシステムズ社が提供する豊富な製品ナレッジとサポートにより、導入がスムーズに行える点が評価されました。
導入の効果
このプラットフォームの導入により、以下の効果が実現されています。
1.
デジタル化の推進: 完全にアナログだった稟議プロセスがデジタル化され、スムーズに処理が行えるようになりました。
2.
作業工数の削減: 稟議関連の作業が約10%削減され、業務が効率化されました。
3.
決裁の迅速化: 決裁漏れや停滞が解消され、業務フローの効率が向上しました。
4.
リードタイムの短縮: 担当者によっては決裁までの時間を50%以上短縮することができました。
5.
開発工数の削減: フォーカスシステムズ社による伴走支援が行われ、開発にかかる工数も減少しました。
今後、三井住友トラスト・アセットマネジメント社は、社内全ての申請・承認フローのデジタル化を目指し、さらに生成AIなど新たなテクノロジーや機能も積極的に活用する方針です。イントラマート社およびフォーカスシステムズ社とのパートナーシップを通じて、業務のデジタル化およびビジネスモデルの変革に寄与していくことでしょう。
会社情報
設立年: 1977年
本社所在地: 東京都品川区
設立年: 2000年
本社所在地: 東京都港区