地域福祉政策の重要性
2025-07-14 09:23:45

東洋大学経済学部で語る地域福祉政策の重要性とデザイン

東洋大学経済学部での講演



先日、東洋大学経済学部の総合政策学科、政策デザインの授業に登壇する機会がありました。今回の授業は、特に「インクルーシブな地域福祉政策のデザイン」に焦点を当てたもので、指導教官である小林正典准教授がリードされていました。私自身が行ってきたさまざまなデザインの経験をもとに、地域社会での助け合いや支え合いの重要性についてお話ししました。

「新しい価値」を創るまちづくりとは



私が杉戸町を中心に行ったまちづくりの経験において、常に考えていたのは「何もない」状態からどのように「新しい価値」を創出できるかということでした。地域にはリソースが豊富に存在していますが、活用されていないものも多くあります。そこで、私たちはその隠れた資源を見つけ出し、地域の人々をつなぐことで新しい価値を創り出しています。

誰かの役に立つ地域福祉のデザイン



地域福祉のデザインにおいては、「誰かの役に立つ」仕組みを作ることが不可欠です。ここでは、ボランティア活動や地域団体の協力が重要な役割を果たしています。お互いの役割を理解し、助け合うことで、「助け合い・支え合い」の文化を育むことが可能です。このプロセスに関して、具体的な事例を交えながらお話ししました。

災害支援によるつながり



さらに、災害支援の観点からのデザインについても触れました。「繋がることは、備えること」という考えを大切にしています。災害が発生した際にスムーズに支援を行うためには、日頃からの関係性が重要です。地域の人々が互いに協力し合う環境を整えることで、予期せぬ事態にも迅速に対応できるようになります。

デザイン哲学の共有



私の活動の基礎には、「価値と価値をつなげることで新しい価値を創る」という一貫したデザイン哲学が存在します。仕事は「創る」か「繋ぐ」ことに大別されると考えており、特に「繋ぐ」ことの重要性を強調したいです。繋げる役割はしばしば見落とされがちですが、地域社会の福祉や発展には欠かせないものです。

今回の講演では、学生たちからの数多くの質問をいただき、その反応に驚かされました。小林准教授からも、これほど多くの質問が寄せられるゲストはあまりいないとのお言葉をいただき、大変嬉しく思っています。質疑応答を通じて、皆さんの関心が高いことが感じられ、私の話が印象に残ったのなら幸いです。

これからの展望



この度の機会を通じて、地域福祉政策に関する理解を深めることができたのはもちろんのこと、学生たちとの交流も大いに刺激になりました。私たちが抱える課題は多岐にわたりますが、共に考え、合作することで新たな解決策を見出していくことができると信じています。今後とも、地域福祉の重要性を伝え続け、さらなる発展に向けて邁進していきたいと思います。学生の皆さん、そして小林准教授に感謝の気持ちを伝えたいと思います。この度は、誠にありがとうございました。


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会社情報

会社名
特定非営利活動法人市民福祉団体全国協議会
住所
東京都新宿区新宿1-24-7ルネ御苑プラザ513
電話番号
03-6809-1091

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