革新SAKE『800(ヤオ)』の誕生とは
日本の酒文化に新たな風を吹き込む『800(ヤオ)』が、株式会社Linnéより一般販売を開始しました。創業1周年を迎えたこのブランドは、昨年末に行われたクラウドファンディングで大きな注目を集め、目標の100万円を大幅に超える1123万円の資金を集めました。この成功は、彼らの新しい挑戦に対する期待の表れと言えるでしょう。
複数の植物由来原料を用いた新しいアプローチ
『800(ヤオ)』は、「異を醸す酒」というコンセプトのもと、これまでの日本酒の常識を覆す酒造りをしています。特に注目すべきは、米とは異なる原料、大麦、蕎麦、そして薩摩芋の麹を使っている点です。これにより、これまでにはない革新的なSAKEが誕生しました。製品には、スタンダードな米麹を使用した酒も含め、計4種類がラインナップされています。
取り扱い店舗とその魅力
2025年4月10日から、蕎麦と米の麹で仕込まれた2種類のSAKEが、全国の飲食店や酒販店で購入可能になります。それに先立って、既に一部店舗での取り扱いが決定しています。例えば、東京の発酵デパートメントや京都の小林酒店では、早くもその一杯を楽しむことができます。公式ウェブサイトから、最新の取り扱い店舗情報を確認することが可能です。
SAKEの新境地を開く
『800(ヤオ)蕎麦』は、500mlでアルコール度数15%の雑酒です。新潟県産の蕎麦麹を使用し、酒の透明感ある甘味と蕎麦の風味を調和させています。また、燗にすると蕎麦湯のようなまろやかさを引き出します。もう一つの『800(ヤオ)米』は、清酒で500ml、アルコール度数16%。米の価値を再定義し、常に進化を追求するLINNÉの原点回帰のお酒です。すっきりとした酸味が特徴で、味わいの余韻を楽しむことができます。
未来を見据えた酒造り
今井翔也代表は、「蕎麦をSAKEにすることで、稲作が難しい地域でも酒造りができる可能性を示したい」と語ります。このように、彼らの酒造りは単なる味わいだけでなく、未来の食文化を見据えた取り組みでもあります。国際的な市場への展開も視野に入れ、本格的に活動を広げています。
LINNÉの理念とビジョン
Linnéの理念は「自然・文化の綜合」。酒造りを通じて新たな食文化を生み出すことを目指しています。彼らは国内外の専門家と連携し、発酵技術を用いた未知の可能性を追求中です。今後も新商品や様々なイベントの情報を公式ニュースレターで配信予定です。興味がある方は、公式ウェブサイトから登録可能です。
まとめ
『800(ヤオ)』の一般販売は、革新的なSAKEが日本国内外に浸透する大きな一歩となるでしょう。日本酒の新しい魅力を体感し、ぜひその味わいをとってみてはいかがでしょうか。日本酒の未来を担うブランドとして、Linnéから目が離せません。