エスニック料理特集
2017-05-29 11:08:35

夏に注目!2017年エスニック料理のトレンドランキングを発表

夏のエスニック料理トレンドランキング!



5月29日は日本におけるエスニックの日。その日を迎え、今年もエスニック料理のトレンドが注目されています。特に2017年の夏に流行すると予測されるエスニック料理のランキングが発表されました。昨年同様、多彩な国の料理がラインナップされており、特にインド料理の「ビリヤニ」や中東の「フムス」などが上位にランクインしています。

1位:ビリヤニ(インド)


インドや周辺国で愛されている「ビリヤニ」は、香り高いバスマティライスをスパイシーな具材と調理する、炊き込みご飯の一種です。独特の調理法である「重ね煮」と「炊き込み」2種の方法が存在し、地域や宗教に応じて使用する具材も異なります。特に豚肉を食べないイスラム教徒の間では、チキンやラムが使われ、ベジタリアン向けには野菜を使ったバージョンがあります。ビリヤニを提供する飲食店は増加傾向にあり、ぐるなびのデータによると、2017年4月時点でその割合は116%に上るとのことです。

解説


日本エスニック協会のアンバサダー、伊能すみ子さんによると、かつて日本ではビリヤニが単なるピラフとして知られていました。しかし、多くの外国人シェフたちが独特のスタイルで本格的なビリヤニを提供するレストランを開店したことで、日本人にもその魅力が広がってきたようです。旅行者にとっては懐かしい味となり、和風も取り入れた新たな「ビリヤニ」のスタイルが確立しつつあるのです。

2位:フムス(中東)


次に注目されるのが「フムス」です。ひよこ豆とタヒーニをブレンドしたクリーミーなペーストで、ピタパンや野菜に添えて食べられます。最近では、カフェやレストランでの提供が増え、美容フードとしても評価を得ています。2017年4月のデータでは、取扱い店舗が前年同月比150%に達しました。

解説


おきよしさんによると、フムスは中東地域で長年親しまれてきた料理で、食物繊維やビタミンが豊富であるため、栄養価が高く低カロリーです。特にベジタリアンの強い味方として、簡単に摂取できるタンパク源としても人気があります。最近のメディア露出が、さらに多様な層に支えられる要因となっているようです。

3位:バクテー(マレーシア/シンガポール)


最後に登場するのは「バクテー」です。マレーシアやシンガポールの由緒あるスープ料理で、豚肉を漢方やにんにくで煮込んだもので、滋味深い味わいが特徴です。肉の旨味がスープに溶け込み、体を温める効果があると言われています。

解説


古川音さんによると、バクテーはもともと港町の労働者たちの栄養源として注目されていました。現在でも朝食として食べられることが一般的で、日本人にも受け入れられつつあります。味わいはマレーシアとシンガポールで微妙に異なるため、都市部の質の高い専門店での食べ比べが楽しめます。

今年のエスニック料理トレンドは、地域性豊かな料理の数々で構成されており、それぞれの文化を反映した独自の魅力があります。エスニック料理への関心が高まる中、これからの夏には、ぜひ新しいエスニック料理に挑戦してみてはいかがでしょうか。

会社情報

会社名
一般社団法人日本エスニック協会
住所
東京都千代田区神田佐久間町1-8-4
電話番号
03-6206-9870

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