目黒礼子個展「Yin Yang」、生と死の美を描く魅力的な作品展

目黒礼子個展「Yin Yang」の魅力に迫る

2025年3月14日（金）から3月28日（金）にかけて、日本橋のREIJINSHA GALLERYで目黒礼子の個展「Yin Yang」が開催されます。この展覧会では、彼女の死生観をテーマにした作品群が展示され、その中には骸骨や昆虫、花々、そして果実など多様なモティーフが含まれています。

目黒礼子は、これまでの個展で骸骨をメインモティーフとして用いてきましたが、一見すると不気味さを感じさせるこのテーマも、彼女の作品を通じて温かみや穏やかさが表現されています。特に、本展で展開される「骸骨シリーズ」は、どこか満足気に微笑む姿が印象的で、死を恐れるのではなく、その先に続く新たな世界への希望を感じさせます。

生と死の新たな視点

彼女の作品における死とは、単なる終わりではなく、次の世界への始まりを示すものです。目黒礼子によると、肉体は滅びますが、彼女の描いた絵は物体として残り、その想いは生き続けるといいます。「私の描く骸骨には、温かみや穏やかさが宿っている」と語る彼女の姿勢は、観覧者にも新たな視点を提供します。

展示作品の数々

展覧会では200号の大作から最新の小作品（０号～６号）まで、およそ30点が展示される予定です。作品の中には、目黒礼子が装丁を手がけた書籍「絶対残酷博覧会」や、直木賞受賞作の「ツミデミック」などもあり、その多才な才能を堪能できる内容です。

展覧会の詳細

- 会期: 2025年3月14日（金）−3月28日（金）
- 時間: 12:00-19:00（最終日は17:00まで）
- 休廊日: 日曜、月曜
- 特別開廊日: 3月20日（木・祝）

REIJINSHA GALLERYは東京都中央区日本橋本町に位置し、アクセスも便利です。また、公式ウェブサイトやInstagramで最新情報をチェックできます。

目黒礼子の作品がどのように生と死について語りかけるのか、ぜひその目で確かめてください。彼女の芸術が心の深いところに響く瞬間が待っています。