パーソルがWOTA社に出資
近年、地球規模での水問題が深刻化する中、パーソルホールディングス株式会社が自律分散型水循環システムを開発するWOTA株式会社に出資を決定しました。これは、パーソルが掲げる「はたらいて、笑おう。」というビジョンと深く結びついた、持続可能な社会を目指す重要なステップとなります。
WOTAの取り組み
WOTAは2014年に創業以来、生活排水の再利用を促進するための小規模分散型水循環システムを開発してきました。特に注目すべきは、災害時における断水のリスクを軽減し、公衆衛生を向上させることに貢献している点です。WOTAが開発した二つの主力製品は、日常的な水利用を支える役割を果たしています。
現在WOTAは家庭用水循環システムの開発に注力しており、国内外の一部地域ではすでに給水を開始しています。このシステムは、限りある水資源の有効活用を可能にし、持続可能なライフスタイルを実現するサポートを行っています。詳しい情報は
こちらで確認できます。
パーソルの思い
パーソルグループは、人口減少社会における公共インフラの課題を解決するため、WOTA社のビジョンに強く共感しています。自律分散型水循環技術の導入は、災害時の対応だけに留まらず、老朽化した水道インフラを再構築することや、離島や過疎地での生活環境を改善する手助けにも至ります。さらには、海外の島国における水問題の解決にも寄与しています。
WOTAの技術は新たな産業や雇用を生み出す可能性を秘めており、地域社会にとっても重要な価値を提供しています。このような技術が持続可能な水インフラの基礎となることを期待されています。
未来への架け橋
今後、パーソルグループは次世代の産業を担うスタートアップとの共創を進めていく方針です。水インフラの技術と、はたらく環境の改善を結びつけることで、より良い「はたらく」場の提供に繋げることを目指しています。このような取り組みを通じて、未来のインフラを支える新しい価値を創出し、地域社会や海外市場での浸透を図るでしょう。
パーソルグループの展開
1973年の創業以来、パーソルグループは人材派遣や紹介、アウトソーシングなど多様な形で人と組織の支援に注力してきました。2008年に共同持株会社であるテンプホールディングスを設立後、2017年にパーソルホールディングスへと改名し、東京証券取引所プライム市場にも上場しています。
2030年には「100万人のより良いはたらく機会を創出する」という目標を掲げ、人々の多様なニーズに応えるソリューションを提供し続けています。日々進化する社会状況において、パーソルは新たなビジネス展開にも積極的に取り組み、新しい「はたらく」環境を実現するための活動を推進しています。
これからもパーソルとWOTA社の連携がどのように発展し、持続可能な未来を形作るのか、その行方を注目していきたいと思います。