香川県での親子体験イベント
2024年11月3日、香川県さぬき市でユニークな親子参加型イベントが開催されました。このイベントは、株式会社ハー・ストーリィと株式会社安岐水産の共催で、「食育」をテーマに「魚の魅力と食の大切さ」を学ぶ機会を提供しました。参加者は主に小学生とその保護者で、体験を通じて魚食文化の重要性を実感することができました。
地引網体験で自然の恵みを学ぶ
参加者は、地元の漁師と共に実際に地引網を使って魚を捕る体験をしました。網を引き上げる作業の中で、魚が自然がもたらす恵みであることを深く理解しました。漁師による説明では、捕れた魚の種類や特徴が紹介され、子どもたちからは「こんなに大きい魚がいるんだ!」と驚く声が上がります。普段触れることの少ない魚を手に持つことで、彼らはその感触や重さを実際に体験でき、環境保護の意識も芽生えました。網にかかった小さな稚魚は、参加者によって海に返される過程で、命の大切さと自然への感謝の気持ちを学びました。
親子での調理体験
次のプログラムでは、新鮮な鯵を使った親子調理体験が行われました。参加した子どもたちは包丁を持つことに緊張していましたが、次第に集中して調理に取り組みます。鱗を取り除く手作業を通して、魚をおいしく食べるための技術を学ぶことができました。試食の際には、保護者から「普段は魚を食べない子が、自分でさばいた鯵をたくさん食べて驚いた」との声が聞かれ、興味がさらに深まった様子でした。
魚食の魅力を堪能する昼食会
さらに、昼食会では、参加者が自ら作った鯵の刺身や、安岐水産の名物「あおりいか丼」を味わいました。食後には触れ合いコーナーが設けられ、子どもたちは海の生き物と触れ合いながら、互いに感想を話し合うことで、体験を共有し楽しんでいました。
参加者の声
体験を終えた参加者からは、「魚への関心が高まり、普段の食事でもっと魚を楽しむようになってほしい」との感想や、「子どもが初めて包丁を使い、自信を持てたようだ」という声が寄せられ、学びの場としての成功を収めました。イベントは子どもたちにとって新しい経験となり、食育の重要性を実感する好機となったようです。
今後の展望
主催者は、今後も同様の食育イベントを定期的に開催し、魚食文化の継承や次世代の食への感謝の心を育てる取り組みを続けていく方針です。今回のような体験が、魚食離れに対する解決策の一助となり、子どもたちが食べ物の価値を理解し、未来にわたって豊かな食文化を受け継ぐ糸口になればと願っています。
主催企業情報
株式会社安岐水産
- - 所在地: 香川県さぬき市津田町津田1402-23
- - 事業内容: 水産物の加工
- - 創業: 昭和40年、設立: 昭和62年4月1日
株式会社ハー・ストーリィ
- - 所在地: 東京都港区六本木5-11-25 鳥居坂アネックス5F
- - 事業内容: 女性インサイト総研運営、女性インサイト調査分析
- - 設立: 1990年8月20日