AI活用と転職意識についての調査結果
日本の採用コンサルティング会社、株式会社uloqoは、転職におけるAI活用環境の重要性について調査を行いました。対象は20代から50代の1,485名です。この調査から、求職者が企業のAI環境をどれほど重視しているか、また、それが転職活動にどのように影響しているのかを探ります。
調査の背景
近年のテクノロジーの進化に伴い、AIは業務効率化のツールを超えて、企業の生産性や競争力に直結するインフラとなっています。特に、自主的に先端技術を取り入れる人材が増える一方、企業側ではAI導入に差が見られ、そうした過程で働く環境としての魅力も変わってきています。
AIの活用状況を示すレベル
本調査では、AIの活用レベルを以下の5つに分類しました:
- - L1: 単発のチャット利用層
- - L2: プロンプトを工夫して使う層
- - L3: AIアシスタントを作成する層
- - L4: 業務にAIを組み込む層
- - L5: 複数のAI連携を行っている最先端層
これにより、求職者のAIに対する理解度や利用方法の違いを明確にしました。
調査結果のハイライト
AI環境を重視する求職者
調査によると、AIを業務に組み込んでいるL4層では48.6%、L5層でも44.5%の人材が「企業のAI環境」を転職先選びの要素として重視しています。このデータは、AI活用が単なる業務の効率化を越え、企業の魅力としてノミネートされていることを示しています。
応募選考の見送り
特に、複数のAIを連携・運用しているL5の人材の63.6%が、企業のAI活用遅れを理由に実際に応募や選考を見送っています。これは、AI技術を持つ人材が企業のテクノロジー環境を厳しく評価していることを意味します。
自社のAI環境への不満
また、L5層の81.9%が自社のAI環境が自身の意欲に追いついていないと感じており、これが自身の成長の限界に繋がる可能性があることが明らかになりました。
面接官のAIリテラシー
最後に、志望企業の面接においてAIの理解が薄いと感じた人材が約6割にも及び、これが採用意欲の低下に影響を与えているとの結果が出ました。企業がAI推進を謳っていても、それを理解する人がいなければ求職者はガッカリする傾向があることがわかります。
まとめと今後の展望
この調査から見えてきたのは、AI活用の重要性が転職市場の評価基準に影響を及ぼし、企業側での技術アップデートが急務であるという現実です。優秀な人材を確保するためには、表面的なマーケティングに留まらず、実際に個々の成長スピードに合ったAI環境を整えることが求められます。
企業が選択され続けるためには、単なるAI導入に止まらず、テクノロジーの受容する文化を育む姿勢が重要です。
調査概要
調査名: AI活用と転職に関する意識調査
調査対象: 20代〜50代の男女
有効回答数: 1,485名
調査方法: インターネット
調査期間: 2026年6月1日〜2026年6月19日
主体: 株式会社uloqo
株式会社uloqoについて
株式会社uloqoは人手不足の解消とDX推進を目的とした企業で、デジタル領域の採用コンサルティングを通じて、様々な採用課題に取り組んでいます。特に、戦略型RPOサービスの提供に力を入れており、採用の新しい形を模索している会社です。