建設業界の深刻な人財課題に挑む「人財会議」の始まり
建設業界では、育成、労働環境、離職といった人財に関する課題が多数存在しています。その解決が企業の成長には不可欠であり、経営者たちは「人財流出企業」からの脱却を強く求めています。将来的な人手不足や市場価値の上昇も影響し、早急な対応が必要です。
そこで、一般社団法人日本SHOKUNIN総研(略称JSi)は、経営者や経営幹部を対象とした勉強会「人財会議」を開始しました。この取り組みを通じて、参加企業を『人財育成企業』へと変革することを目指しています。
「人財会議」の概要
「人財会議」は、経営者や経営幹部が人財課題を解決するための支援を行う勉強会です。この会議では、次のようなテーマで学ぶことができます。
- - 人財の育成:社員の育成方法やスキルアップの手法
- - 適切な評価:公正な評価制度の構築
- - 組織への共感:社員同士の共感を促進する方法
- - 労働環境の改善:快適な職場環境の実現
特に、参加者はロジカルシンキングとクリエイティブシンキングを融合させたオリジナルカリキュラムを通じて、問題解決能力の開発を図ります。具体的には、他業界の成功事例を活用した「ベスプラ」式の授業方式も取り入れており、多方面から学びを深めます。
人財育成企業の定義
「人財育成企業」とは、社員から見て「成長できる」「認められる」「ここで働きたい」「働きやすい」と感じられる企業のことを指します。このような企業へと成長するためには、社員が期待する要素を持つことが必要です。
JSiのさらなる取り組み
JSiは「人財会議」だけでなく、他にも多様な活動を行っています。建設業に特化した資格である「建設キャリア検定」を通じて、働き始めたばかりの人材から経験豊富な人材までを対象に、ビジネススキルの習得を目指しています。
また、年に1度開催される「建設人財サミット」では、業界のキーパーソンを招き、建設業界全体の課題に関するディスカッションが行われます。これにより、経営視点を広げる機会も提供しています。
JSiの未来に向けたビジョン
代表理事の大川祐介氏は、建設業界での自身の経験を踏まえ、「経営者が成長し、同時に人財も成長できる環境を作ることが重要だ」と語っています。企業の成長は、社員の育成があってこそ実現されるという信念のもと、日々尽力しています。
現在、JSiでは会員を募集しています。入会には既存会員からの紹介が必要ですので、関心のある方は公式サイトや運営事務局へ問い合わせてみてください。
運営事務局
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