オルツとBytePlusが手を組む新しいAI時代
株式会社オルツ(東京都港区、代表取締役:米倉千貴)は、ByteDanceの技術を活用した企業向けサービスプラットフォーム「BytePlus」との提携を発表しました。この提携により、日本の企業が最先端のAIモデルを安全に活用できる環境が整備されることを目指しています。
安全性への配慮
これまで日本企業は、海外サーバーを利用するグローバルAIモデルに依存していましたが、これには情報管理やデータプライバシーに関する懸念が存在しました。この新たな提携では、オルツが運営する「alt GPU Cloud」の国内データセンターで「BytePlus MLP」プラットフォームを実装し、国内のデータ保護基準に従ったAIサービスの提供を予定しています。このサービスは特に金融機関や重要インフラ事業社にとって、機密データの国外流出を防ぎつつ、安全にAI技術を利用できる選択肢となるでしょう。
サービスの開始は2025年5月からを見込んでおり、各企業が導入を進める中で、業務効率の向上が期待されます。
デジタルトランスフォーメーションの加速
BytePlus社の機械学習プラットフォーム「BytePlus MLP」は、大規模言語モデル(LLM)を提供し、企業のデジタルトランスフォーメーションを加速させます。公開ベンチマークテストにおいても高く評価されており、競合製品に比べて優れたコストパフォーマンスを実現しています。この特性により、長期的なAI導入を考える企業にとって持続可能な投資効果が見込まれます。
卓越したパフォーマンス
「BytePlus MLP」は処理速度と安定性において世界トップクラスの技術を誇ります。高負荷状況下でも一貫した応答速度を維持する自己修復メカニズムを搭載しており、重要な業務システムにも安心して導入可能です。企業システムが24時間365日安定して稼働することが求められる中で、AI技術の実装が進むことで、業務効率とユーザー体験の最適化が実現されるでしょう。
企業の新たな価値創造に向けて
オルツは「P.A.I.」(パーソナル人工知能)の開発を通じて、「人の非生産的労働からの解放」を目指しています。BytePlusとの提携はこの理念を広げるための重要なステップであり、企業の意思決定プロセスの最適化を図ることで、日本企業の生産性向上と新たな価値創造に寄与することが期待されます。これにより、日本のデジタル競争力を高め、経済成長の加速へとつなげることが目指されます。
株式会社オルツについて
2014年に設立された株式会社オルツは、「P.A.I.」と呼ばれるデジタルクローンやAIソリューションを通じて、非生産的な労働からの解放を目指しています。音声認識テクノロジーを駆使した「AI GIJIROKU」など、数々のプロダクトを展開し、ビジネスの課題解決に取り組んでいます。今後もAI技術のさらなる発展に貢献し続けます。