カーボンファーミング実証試験
2025-02-12 10:51:01

Green Carbonと雪印種苗がカーボンファーミングで共同実証試験を開始

Green Carbonと雪印種苗がカーボンファーミングの実証試験をスタート



Green Carbon株式会社(以下、グリーンカーボン)は、雪印メグミルクグループの雪印種苗株式会社と連携し、カーボンファーミングに関するJ-クレジットの新たな方法論策定に向けた実証試験を開始しました。この取り組みは、国内の農地290万ヘクタール(水田、畑、耕作放棄地を含む)の活用を目指しており、435億円に相当する環境価値を創出することを目指しています。

連携の背景



グリーンカーボンは、東南アジアを中心に自然由来のカーボンクレジット創出に取り組んでいる環境系スタートアップです。国内においては、全国の生産農家と連携し、地球環境の保全や脱炭素化のための活動を展開しています。特に、水田におけるメタン削減やその削減効果に基づくJ-クレジット化に力を入れており、「稲作コンソーシアム」を設立するなど、日本初かつ最大規模のクレジット認証を取得しました。

また、農林水産省の支援事業に採択され、カーボンファーミングに適したJ-クレジットの新規方法論策定を進めている中、雪印種苗との連携が実現しました。雪印種苗は、緑肥作物を全国的に普及推進している企業であり、農作物の栽培に関する豊富な知識を有しています。このノウハウを活かすことで、より効果的なクレジット創出が期待されています。

カーボンファーミングの重要性



カーボンファーミングは、農地で大気中のCO2を土壌に取り込み、土壌の質を向上させることで、温室効果ガスの排出削減を図る方法です。グリーンカーボンは、この手法が多くの農地で実用化可能であり、参加する農家の数を大幅に増やすことができるとしています。日本国内の農地は約290万haあり、そのポテンシャルを引き出すことで、日本の農業における排出量削減に寄与したいと考えています。

実証試験の進行と期待される結果



今回の実証試験では、グリーンカーボンが集めたデータを基に新规方法論の採択を狙い、普及を進めることを目指しています。また、農業分野における多角的なサポートを提供し、クレジット創出の機会を増やすための悩みを解消することを目標としています。

これは、日本の農業と環境保全の両立に向けた重要なステップであり、持続可能な農業が求められる現代において、貴重な試みといえるでしょう。これからの展開に期待が寄せられています。

企業の紹介



Green Carbon株式会社


  • - 代表者:大北 潤
  • - 所在地:東京都港区
  • - 設立年:2019年
  • - 事業内容:カーボンクレジットの創出・販売事業、農業関連事業、ESGコンサルティング等
  • - 公式サイト:Green Carbon

雪印種苗株式会社


  • - 代表者:笠松 宏一
  • - 所在地:札幌市
  • - 設立年:1950年
  • - 事業内容:緑肥作物及び飼料の生産販売、環境緑化事業等
  • - 公式サイト:雪印種苗


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会社情報

会社名
Green Carbon株式会社
住所
東京都港区赤坂5-2-33IsaI AKASAKA 607
電話番号
080-7307-8597

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