夢をテーマにした教育
2024-08-26 12:03:47

インドビハール州で初の夢をテーマにしたキャリア教育授業を実施

インドビハール州での夢をテーマにしたキャリア教育授業



2024年8月7日、水曜日にインドビハール州スジャータ村のNIRANJANA PUBLIC WELFARE SCHOOLで、初めての夢をテーマにしたキャリア教育授業が行われました。このプロジェクトは、特定非営利法人ニランジャナセワサンガ(思い立ったのは、教育支援の大切さです)と、特定非営利活動法人こどものみらいプロジェクト ゆめドリ(夢を実現するための教育メソッドを持つ団体)の共同によって実施されました。

背景と意義


インドは世界で最も人口の多い国であり、急激な経済成長を遂げているものの、農村部に住む多くの人々は適切な教育を受けられない状況にあります。特に、教育が偏っていることで、若者たちは進学や職業の機会を逃してしまっています。このような厳しい現状を受け、ニランジャナセワサンガは2003年から無償で通える学校の支援を行ってきました。

今回のキャリア授業の目的は、自分自身の興味や価値観を理解し、他者や社会とのつながりを見出すことです。子どもたちには自身の希望や目標を持たせ、主体的に生きる意欲を育てることが目指されています。

授業の詳細


授業は、約30名の11歳から12歳の生徒を対象に行われました。この取り組みでは、ドリームマップを基にした自己分析のワークを中心に実施され、生徒たちは夢の考え方や具体的な価値観について深掘りしました。授業冒頭では、夢を叶えるための方法論について講義があり、その後、個人ワークや友人との対話を通じて、自らの考えを深めました。

学びと成果


学生たちは、自分の「夢」を職業だけと捉えるのではなく、自分の価値観を中心にそれを考えることの重要性に気付く機会を得ました。また、自分の夢や目標を言葉にして伝えることで、納得感や時には戸惑う場面もあり、自己理解の重要性を学びました。これにより、将来的に自分たちがどのように生きたいかについて考えるきっかけとなるでしょう。

今後の取り組み


ニランジャナセワサンガは、教育環境の向上を目的としたキャリア教育を今後も継続する意向を示しています。また、日本の学生たちとのオンライン交流を通じて、国際的な理解を深める機会を提供していく予定です。これにより、様々な文化や背景を持つ子どもたちが夢を描く力を育む一助となるでしょう。

代表者の声


代表理事の山本純平は「全ての子どもに教育の機会を提供することが私たちの使命です。今回の授業を通じて子どもたちの未来を支えることができればうれしい」と述べています。また、ゆめドリの代表理事・三輪裕子も「夢を描くことの大切さを教育を通じて広めていきたい」と語っています。

このプロジェクトが、インドにおける教育の質を改善し、未来の子どもたちが希望を持って生きていける社会を作る一助となることを期待しています。


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会社情報

会社名
特定非営利活動法人ニランジャナセワサンガ
住所
大阪市中央区船場中央1-3-2-302一般財団法人大阪市コミュニティ協会 NPO連携室内
電話番号
070-5264-4880

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