脱炭素化を推進
2025-03-28 13:26:26

豊田通商とAZAPA、バッテリー交換式EVの開発で脱炭素化を推進

業界初の試み、バッテリー交換式EVとは?



近年、脱炭素社会の実現が求められる中、豊田通商とAZAPAが共同で進めるプロジェクトが注目を集めています。彼らは、既存のガソリン車両をベースにしたバッテリー交換式EVおよびその付随設備の開発を完了し、地域における環境に配慮した物流モデルの実証実験をスタートしました。これによって、物流業界における脱炭素化の加速を狙っています。

2030年に向けての脱炭素目標



日本は2030年度までに温室効果ガスを46%削減するという大きな目標を掲げています。しかし、運輸部門の二酸化炭素排出量は全体の約20%を占め、その中でも物流業界が大きな割合を占めているため、特に注力が必要とされています。そこで、豊田通商とAZAPAは、地域で広く使用されている軽トラックや軽バンをEV化し、持続可能な社会の実現に寄与しようとしています。

交換式バッテリーの開発



プロジェクトの一環として、彼らは小型バッテリーを使ったバッテリー交換ステーションを開発しました。このシステムは、異なるメーカーの車両同士でバッテリーを交換可能という新しい試みです。さらに、バッテリーの軽量化(2.5kWh、19.8kg)を実現したことで、荷室の容量も増やすことができ、より効率的な運行が可能になっています。

自動販売機サイズの便利なステーション



バッテリー交換ステーションは、自動販売機と同じ程度のサイズで設計されており、設置スペースの問題を解消しています。また、常に3セットのバッテリーを充電できる機能を持ち、クラウドで運用データを管理するシステムも搭載。このシステムにより、再生可能エネルギーの利用促進や宅配事業の事業継続計画(BCP)に役立つと考えられています。

実証実験の取り組み



実証実験には、物流会社の協力を受け、自動車の部品配送や農作物の集荷、移動販売といった具体的なユースケースを持ち込むことで行われました。このプロジェクトは、実用性を検証しながら、物流業界の脱炭素化を加速させることが期待されています。

企業のビジョン



豊田通商は、環境に配慮した商品を提供し、持続可能な社会を目指す企業であり、再生可能エネルギーやエネルギーマネジメントにも力を入れています。一方、AZAPAは自らのビジョンとして「全ての人が未来を選べる世界」を掲げ、新しい技術の融合を通じて立ち向かっています。

これらの取り組みを通じ、地域貢献型の環境配慮事業はますます進化していくでしょう。今後の展開に注目です。


画像1

画像2

画像3

会社情報

会社名
AZAPA株式会社
住所
愛知県名古屋市中区錦2-4-15ORE錦2丁目ビル2F
電話番号
052-221-7350

関連リンク

サードペディア百科事典: 豊田通商 AZAPA バッテリー交換式EV

Wiki3: 豊田通商 AZAPA バッテリー交換式EV

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。