図書館助成事業の発表
2025-03-05 10:47:36

図書館振興財団、2025年度助成事業の概要と選定結果を発表

公益財団法人図書館振興財団が2025年度の振興助成事業の詳細を発表しました。選考の結果、8件の事業を助成することが決定し、助成額は合計で2,637万2,555円に上るということです。振興助成の目的は、図書館事業の健全な発展を図ることによって国民の教育や文化の向上に寄与することです。

新たな評価基準に基づいて選ばれた事業には、カンボジアの障がいのある子供たち向けの「アクセシブルな図書の開発」や、映像資料の「映画祭草創期資料のデジタルアーカイブ化」など、意義深い取り組みが含まれています。この助成制度は、図書館を通じて新たなアイデアや取り組みを実現するためのサポートを目的としたものです。

助成事業は大きく4つに分類され、その内容は以下の通りです。
1. 図書館運営に対する助成
2. これからの図書館のあり方に関する調査・研究およびその実践・実験に対する助成
3. 文化・教育資源の活用を進める事業に対する助成
4. 学校図書館における「調べる学習」や読書活動を推進する助成

今回選ばれた事業者や助成金額は以下の通りです。
  • - 大分市教育委員会:10,000,000円
  • - エファジャパン:1,500,000円
  • - 山形国際ドキュメンタリー映画祭:2,843,014円
  • - 調布市立図書館:4,000,000円
  • - 東京外国語大学:2,000,000円
  • - 東京大学総合研究博物館:4,348,432円
  • - 福島大学附属図書館:681,109円
  • - 大阪教育大学:1,000,000円

このような助成が行われることで、図書館が新たな価値を生み出し、地域社会に貢献していくことが期待されます。募集中の2026年度の振興助成事業についても、2025年9月から10月にかけて申請受付が行われる予定で、詳細スケジュールや申請方法は公式サイトにて発表される見込みです。

図書館振興財団の理事長、小澤嘉謹氏は「地域が抱える多様な課題に対する実践的な解決策を提示するために、今回の助成事業が多くの参加者にとって新たな機会となることを願っています」と述べています。また、申請を通じて新しいプロジェクトやアイデアが生まれることも期待されており、今後のスケジュールにも注目が集まっています。

この助成事業を通じて、図書館が地域の情報拠点としてさらに成長していくことを期待し、また利用者にとっても貴重な学びの場となることを願っています。図書館の未来を切り拓くため、振興財団への応募をぜひ検討してみてください。


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会社情報

会社名
公益財団法人図書館振興財団
住所
東京都文京区小石川5-2-2
電話番号
03-3868-8743

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