2024年1月、南九州市に新たな観光名所が誕生します。その名も『旬蒸terrace(しゅんしゅんテラス)』。このプロジェクトは、地域の食文化と農業の重要性を再認識し、持続可能な食の在り方を追求しています。中心となるのは、高槻電器工業株式会社のアグリ事業。その取り組みは15年以上にわたっており、自社のLEDライトを活用して育てたトマト『薩摩甘照(さつまあまてらす)』や、スーパーフードのモリンガの栽培・加工に取り組んでいます。
プロジェクトのコンセプトは「いま、ここに生きる。」。地元の自然や気候に根ざした農作物が、先人たちの努力によって守られてきた文化の一部であることを伝えます。そのためには、地域の農業に従事している人々を尊重し、彼らの作る食材を生かすことが重要です。『旬蒸terrace』は、ただ食事をする場所ではなく、観光客と地元住民がともに楽しめる食と文化の発信地を目指します。
この施設の目玉は、地元の農家と協力して作る蒸し料理です。南九州市ならではの食材が使用され、シンプルながらも素材の良さを引き出すことにこだわります。他にも地域ならではのメニューの開発も進行中です。また、建築デザインを担当するのは株式会社ISNEARで、自然環境に調和した空間がデザインされています。広い屋根や真空管アンプを使用した店内は、五感で楽しめる居心地の良い環境が整っています。
さらにこの施設は、地元の特産品を購入できる物販エリアや、キッチンカーやマルシェが開催できるスペースも備えており、地域の生産者と観光客との交流を促しています。
今後のスケジュールは、6月に着工し、11月に竣工、そして来年1月に正式オープンを予定しています。進捗状況は公式Instagramにて随時発信される予定です。この『旬蒸terrace』が開業すれば、南九州の豊かな食文化を各地に広める重要な拠点となることでしょう。高槻電器工業のアグリ事業部の山﨑雄一朗さんは、「ここでしか体験できない新鮮な食材や料理を楽しんでもらえる場所づくりを目指しています」と語ります。
『旬蒸terrace』が南九州の魅力をさらに引き立てることを楽しみにしています。公式インスタグラムは
こちらからご覧いただけます。