砂像で表現!海の生態系
2024-07-11 15:28:42

鳥取砂丘砂の美術館で海の生態系を砂像で表現!児童たちのオリジナル体験学習イベント

鳥取砂丘砂の美術館で海の生態系を砂像で表現!児童たちのオリジナル体験学習イベント



鳥取県は、東西120kmにわたり海岸線に面し、その約2/3が鳥取砂丘を含む砂浜で構成されています。一見、不毛の地のように見える砂丘ですが、実は砂と海の生態系は深く関係しています。

一般社団法人 海と日本プロジェクトinとっとりは、鳥取市立明徳小学校と連携し、砂と海の生き物の関係性についての学習を進めています。2024年7月8日(月)には、鳥取砂丘砂の美術館で、これまで学んできた海の生き物を砂像で表現するイベント「学ぼう!海の生態系」が開催されました。

このイベントは、次世代へ豊かな海を引き継ぐため、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

砂像を通して学ぶ海の豊かさ



児童たちは、4月に小学校周辺のごみ拾い、6月には専門家による事前授業や定置網漁見学、砂浜に暮らす海の生き物観察など、多岐にわたる体験学習を通して、砂と海の生態系について学びました。

7月8日のイベントでは、砂の美術館を訪れ、砂像を通して海の生き物を表現することに挑戦しました。砂の美術館は、砂で作られた砂像を常設展示する、まさに鳥取ならではの美術館です。

児童たちは、砂と水だけで作られた砂像に驚き、砂で作られたとは思えないナポレオンの像の前で記念撮影をするなど、砂の世界に魅了されました。

砂像制作に挑戦!海の生態系への理解を深める



イベントでは、児童たちは、トビウオやイカ、ホシザメ、アメフラシなど、これまで学んできた海の生き物を砂像で表現しました。最初は慣れない手つきで砂を削っていた児童たちも、美術館職員のアドバイスを受け、思い切って砂を削ったり、水で固めたりしながら、個性豊かな砂像を完成させていきました。

砂像制作を通して、児童たちは、砂や海の生き物への愛着を深め、豊かな海の生態系への理解を深めたようです。

未来へつなげる海の学び



児童たちが制作した砂像は、7月16日から2か月間、砂の美術館の展示コーナーに展示されます。

イベントに参加した児童からは、「砂で細かい部分を作るのが難しかったです。トビウオを作りました。水揚げを見学したときトビウオの羽も触ってギザギザしていたので、それを表現しました。」、「砂像を初めて作ってとても面白かった。砂は砂の難しさがあって、面白かった。砂像の彫刻家があんなにでっかいのを作るのは工夫しているんだと思った。」などの感想が聞かれました。

鳥取砂丘砂の美術館の職員安井啓介さんは、「みんな思い切って作ってもらったので良かったです。勢いがあって、迫力のある砂像が出来たと思います。これをきっかけに砂や海にもっと興味を持ってもらいたいです。」と語りました。

このイベントは、児童たちが砂を通して海の生態系を学び、豊かな海への関心を高める貴重な機会となりました。今後も、海と日本プロジェクトinとっとりは、地域の子どもたちと連携し、海への理解を深める活動を続けていく予定です。


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