神栖市で進むEV導入と地域活性化に向けた取り組み
茨城県神栖市は、再生可能エネルギーの地産地消と地域間流通を推進する「e.CYCLE KAMISU(いいサイクル神栖)」プロジェクトを通じて、電気自動車(EV)の導入支援を行い、地域活性化に貢献しています。このプロジェクトは、株式会社REXEVと神栖市、そして株式会社まち未来製作所が連携し実施されています。
再生可能エネルギーの地産地消
このプロジェクトの核となる「e.CYCLE事業」は、太陽光や風力発電によって生み出される再生可能エネルギーを、地域内で消費し、さらに流通させることで、地元の電気への依存度を高めています。具体的には、神栖市で得た電気の一部は、地域の新電力会社を通じて市民に供給され、その電気料金の一部が地域の活性化や課題解決に役立てられる仕組みとなっています。
EV導入の背景と具体的取り組み
神栖市では、再生可能エネルギーの活用を奨励する中で、EVの導入を進めています。市役所にはHondaの「N-VAN e:」を15台導入し、これらの車両は公用車としての役割を果たすほか、災害時や停電時の移動手段、非常用電源としても保有されています。これにより、市役所の機能強化が図られ、地域住民への安全や安心の提供に繋がっています。
REXEVの支援内容
株式会社REXEVは、EVの導入に際し、様々な支援を行っています。具体的には、パナソニック製の普通充電器9台とニチコンのV2H充放電器6台の設計・施工を行い、充電インフラの整備を進めています。また、EV運用支援サービス「Flemobi」のスタンダードプランも提供しています。このサービスは、車両管理と充電管理を組み合わせたものであり、以下の特長があります:
- - 車両管理とスマート充電器の連携:効率的な充電が可能
- - データ分析による運用改善:運用の効率化を図る
- - スムーズなプロセス管理:予約から返却までの流れを簡素化
- - 経済的な充電:電力価格や使用状況に応じた充電方法の提案
未来に向けた展望
REXEVは、今後もこのプロジェクトを通じて地域の脱炭素化を進めていく方針です。再生可能エネルギーとEVの導入は、単なる交通手段を超え、地域の持続可能な発展に貢献する重要な要素です。神栖市におけるこの取り組みは、地域の住民にさらなる安全と快適な生活づくりに寄与することが期待されています。
このプロジェクトの成功は、他の地域にも波及効果をもたらす可能性があり、地域全体でのエネルギーの地産地消のモデルケースとして注目されています。
会社情報
株式会社REXEV(レクシヴ)は、東京都千代田区に本社を置く企業で、EV導入支援や運用システムの提供を行っています。詳しくは、
公式サイトをご覧ください。
お問い合わせ先
本件に関するお問い合わせは、株式会社REXEV広報担当まで。