アズジェント、トレンドマイクロとの協業で新たな監視サービスを発表

アズジェントが新サービスを開始

株式会社アズジェントが、トレンドマイクロの「Trend Micro Cloud One - Network Security」（C1NS）を監視対象にした新たなセキュリティ監視サービス「セキュリティ・プラスマネージドセキュリティサービス」を提供開始しました。このサービスは、同社のセキュリティ監視センター（SOC）が24時間365日体制で、エンドユーザーのシステムを守るための重要な取り組みです。アズジェントのSOCアナリストは、収集したログ情報を詳細に分析し、必要なインシデントのみをお客様に通知する仕組みを採用しています。特に緊急性の高い事案については、迅速に電話での報告とともに推奨される対策を提案します。

セキュリティ運用の強化

アズジェントは、UTM（統合脅威管理）などのゲートウェイ製品を初めとして、市場の変動を考慮しながら需要に応じた監視サービスを追加する方針を取っています。最近では、コンテナ技術の普及に伴い、そのセキュリティリスクも高まっているため、コンテナセキュリティプラットフォーム「Sysdig Secure」の監視サービスをスタートしました。これにより、より多様な環境におけるセキュリティ強化を図っています。

C1NSの特長

トレンドマイクロのC1NSは、クラウドネットワーク内の脆弱性を対象にした攻撃を検出し、その攻撃をブロックするネットワークセキュリティ製品です。外部から内部への脅威だけでなく、万が一攻撃者がクラウド環境に侵入した場合には、内部から外部への不正通信にも対応が可能です。このようなネットワークレベルでの脆弱性対策により、セキュリティソフトの導入が難しいサーバレス環境や変動の大きいコンテナ環境においても、その有効性が発揮されます。

C1NSについての詳細はトレンドマイクロの公式ウェブサイトで確認できます。

サービスの展望と協業

アズジェントはこれまでに、トレンドマイクロの「Deep Security」をはじめとする多数のセキュリティソリューションの監視を行ってきました。クラウド環境への移行が進む中で、これらのソリューションはますます重要となるでしょう。C1NSを新たに監視対象に加えることで、クラウドネットワーク経路上の通信監視が実現し、顧客の多様なニーズに応える体制を整えました。

トレンドマイクロの新井一人氏は、アズジェントによるC1NSを利用したNDRサービスの提供を歓迎し、今後のさらなる協力関係を期待しています。両者は、エンドポイントやサーバ、ネットワークセキュリティの分野での取り組みを通じて、顧客の安全を守るために一層力を入れていく方針です。

今後の展望

C1NSを監視対象とした「セキュリティ・プラスマネージドセキュリティサービス」の正式な販売が開始されるのは2024年10月7日です。価格はオープンプライスで、年間35社の販売目標を掲げています。参考価格は、月額27万円からとなっています。

アズジェントのセキュリティ監視サービスは、ますます高度化するサイバーセキュリティのニーズに応えるものであり、その提供を通じて顧客の安全を強化することを目指しています。

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