香川県東かがわ市を舞台にした絵本『俺様はジェリンコ』
香川県東かがわ市の魅力を描いた絵本『俺様はジェリンコ』がリリースされ、地域創生の新たな取り組みとして注目を集めています。本書は、地元の文化や風土をテーマにしたもので、地域外の人々にも親しみやすい内容となっています。
地方創生を目指す安宅レオウの活動
本絵本の背後には、画家の安宅レオウさんがいます。彼は2025年から香川県内で個展を開催する予定で、これまでに高松のチャペルや東かがわ市の名曲堂で4回もの展示を行い、その度にワークショップを通じて若手アーティストの育成に貢献してきました。
安宅さんは、地元の魅力を伝えるために、侘び寂びが残る風情と、手袋やハマチの養殖などの特色ある産業を取り入れた絵本の制作に取り組んでいます。また、彼は、地域の人口減少の問題や子供たちのシビックプライドを向上させるための活動も行っています。
絵本制作のきっかけ
安宅さんがこの絵本を描き始めるきっかけは、東かがわ市の市長のアドバイザーを務める山下翔一さんからの招待でした。彼は、絵本を中心にしたプロジェクトをスタートさせました。安宅さんはその後、香川県に住み込み、地域をメインに製作と展示活動を行っています。
絵本『俺様はジェリンコ』の魅力
この絵本は全88ページにわたり、手袋産業やハマチの養殖、さらには三本松商店街など、地域のさまざまな要素を取り入れています。その中でも、読者が楽しめるような明るい日常シーンが展開され、最後にはサスペンスの要素が盛り込まれ、ワクワクと驚き溢れるストーリーに仕上げられています。
あらすじ
物語の主人公は、さまざまな事情で両親と別れ、静かな田舎町で一人暮らしをしている女の子「ナジジ」。彼女の日常に突然異世界から迷い込んだ生き物「ジェリンコ」が現れます。二人は孤独を抱えながらも、次第にこの町に隠された大きな秘密に引き込まれていくこととなります。
地域の魅力を全国に発信
『俺様はジェリンコ』は、子供たちだけでなく、地元住民や地域外の人々にも東かがわ市の魅力を伝える素晴らしい手段です。絵本を通じて、人口減少の問題や地域への愛着を育む力があります。安宅さんの取り組みが、地域の活性化に繋がっていくことを期待したいですね。
この絵本を手に取ることで、多くの人々が香川県東かがわ市の魅力に触れることができるでしょう。そして、地域の文化や歴史を知るきっかけとなることを願っています。今後の安宅レオウさんの活動にも目が離せません。