南幌町が誇る新たなスイーツ「若葉のしずくアイス」
北海道南幌町に位置する二つの事業者によって生まれた新商品「若葉のしずくアイス」は、大麦若葉を使った青汁製品からインスパイアされたスイーツです。日生バイオ株式会社が手掛ける「若葉のしずく」と、南幌町の老舗アイスクリーム工房アイスキャロルが共同で開発。この異業種コラボレーションは、地域の魅力を引き出し、広めたいという共通の思いから実現しました。
ふるさと納税から生まれた商品化のきっかけ
「若葉のしずくアイス」は、2016年にアイデアが試作され、イベントで試食された際には大好評でしたが、様々な事情により商品化は見送られていました。しかし、ふるさと納税の新たな返礼品としての可能性を模索したことで、商品化が再度注目されることになりました。南幌町のふるさと納税業務を担当する地域おこし協力隊員が、両事業者を再び繋ぎ、地域の補助金制度や販路を活用することで、課題をクリアし実現しました。
この特別なアイスは、令和4年度のふるさと納税の返礼品として8月から提供が始まりました。
原材料へのこだわり
「若葉のしずく」は、南幌町の契約農家が栽培し、農薬不使用で育った大麦若葉を使用しています。これを、地元工場で新鮮なままコールドプレス製法を用いて加工。アイスクリームのベースには、音更町産の牛乳と生クリームを使用し、全ての工程が南幌町内で完結することで鮮度と品質を保っています。
味わいは、ナチュラルでコクのあるアイスクリームに大麦若葉の旨味と甘味が加わり、多くの人に愛される健康志向のスイーツへと仕上がっています。界におけるフードロスやフードマイレージの削減にも寄与し、地域の特産品を積極的に活用しています。
安全性を考慮した滞在型スイーツ
「若葉のしずくアイス」は健康を意識した栄養成分がたっぷり。栽培期間中は農薬を使用していないため、安心して食べられます。120mlのカップアイスには、大麦若葉が約3g含まれ、食物繊維やミネラル成分が摂取可能です。アイスキャロルの店舗では、コーンやカップを選び、その場で楽しむこともできるため、地域の観光スポットとしても期待されています。
町のサポートを受けた開発過程
商品開発に伴う初期費用は、南幌町の「まちづくり活動支援事業補助金」を活用することで解決しました。この制度に則り、条件を満たした事業であれば町民が申請でき、認められた事業には費用の8割が補助されるため、まさに地域の方々や事業者の協働が実を結んだ例と言えるでしょう。
まとめ
新たに誕生した「若葉のしずくアイス」は、ただのスイーツにとどまらず、地域の魅力を発信し、健康を意識した選択肢を提供するコンセプトが注目されています。これからも南幌町の取り組みから目が離せません。
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