イオンが商標業務効率化クラウド「コトボックス商標管理クラウド」を導入!
国内外の商標出願手続きや管理・更新手続きにかかる業務時間を最大70%削減することを目指す「コトボックス商標管理クラウド」が、イオン株式会社に正式導入されました。
イオン株式会社は、世界中で約5千件の商標を保有しており、その管理と新たな商標権取得には多大な労力を費やしていました。社内外の関係者とのコミュニケーションとその履歴情報の管理、商標出願、管理・更新手続き等の業務におけるデジタル化は、人手不足とインフレ経済下において喫緊の課題となっていました。
そこで、イオン株式会社は、商標管理・出願業務を効率的かつ一元的に管理し、商品力の向上に資するソリューションとして「コトボックス商標管理クラウド」を採用しました。
導入の決め手
「コトボックス商標管理クラウド」がイオン株式会社に採用された理由は、以下の4点です。
1.
一元管理による業務効率化: 商標業務に関する3種の情報(①商標、②ドキュメント、③コミュニケーション)を一元管理することで、シームレスな業務体験を提供します。この機能により、商標業務時間の最大70%削減とコストダウンを実現し、商標担当者をブランド戦略などの業務にも従事させる環境を整えることができます。
2.
エンタープライズ向け及びグローバル展開: コトボックス株式会社は、エンタープライズ(大企業)向けのソリューションを提供し、グローバル展開を指向しています。イオン株式会社は既にグローバル展開しており、双方の強みを結集することで、共同開発を通じてさらに優れたソリューションを構築できると判断されました。
3.
ガバナンス強化: 「コトボックス商標管理クラウド」は、コーポレートガバナンス・コードで求められている現状把握、重要課題・戦略明確化、投資・資産配分戦略構築、投資・活用戦略の開示発信に資するデータ情報を提供することが可能と評価されました。
4.
スタートアップの協業推進: コトボックス株式会社は、AIやITを駆使した知財系スタートアップであり、商標出願取扱件数が2021年から2023年の3年連続で日本1位という実績があります。イオン株式会社のブランディング部は、スタートアップとの協業を推進するミッションを持っており、コトボックス株式会社の先進的な取り組みに共感いただくとともに、その急成長と実績が評価されました。
今後の取り組み
コトボックス株式会社は、イオン株式会社との連携を通じて、AIを活用したシステム開発を進めることで、既存の国内外の商標関連業務の革新を目指します。
商標管理に付随する業務として、約189の国や地域等の商標ウォッチング機能、生成AIを活用したネーミングやロゴの草案機能、社内稟議承認機能、経費管理機能などの導入も見据えており、一部の機能についてはイオン株式会社と共同で開発を進めていく予定です。
まとめ
「コトボックス商標管理クラウド」の導入により、イオン株式会社は商標管理業務の効率化を図り、ブランド戦略の強化、社内リソースの最適化、イノベーションの促進を期待しています。今後、コトボックス株式会社とイオン株式会社は、AIを活用した革新的な商標管理サービスの開発を進め、知財管理の進化に貢献していく予定です。