DNPがインドで新たに2法人を設立
大日本印刷株式会社(DNP)は、高成長を続けるインド市場を見据え、28年12月29日と12月27日にそれぞれ『DNP CORPORATION INDIA PRIVATE LIMITED』、および『DNP IMAGINGCOMM INDIA PRIVATE LIMITED』を設立しました。この2社は、インド・ニューデリーにオフィスを構え、2026年3月には本格的に事業を開始する予定です。これによりDNPは、マーケティング・事業開発と写真関連事業を一層強化し、新たなビジネスチャンスを創出することを狙います。
インド市場の魅力
経済成長が著しいインドは、現在14.5億人を超える人口を抱え、その成長率は国際通貨基金(IMF)によると2026年には約6%に達すると予測されています。このような高成長を背景に、消費市場やサービス分野の拡大が続く中、特に自動車や半導体、メディカル・ヘルスケア、建材、パッケージ関連の業界はDNPが強みを持つ分野です。加えて、ウエディングや観光、エンターテインメントといった市場も今後さらなる成長が見込まれています。
DNPは2014年にインドに駐在員事務所を設立以来、継続的に市場調査や事業の探索を行ってきましたが、最近ではより具体的な事業開発が求められています。アジア・アフリカ市場全体を視野に入れ、特に写真関連事業における現地での販売網やサービス体制の充実が急務となっています。現地法人となる2社の設立は、今後の事業展開における重要な一手となるでしょう。
新法人の詳細
DNP CORPORATION INDIA PRIVATE LIMITED
この法人は、DNPグループ全体のインド市場におけるマーケティング・事業開発を主な業務としています。自動車や半導体、ヘルスケアといった成長分野において現地企業との協業を進め、DNPの持つ技術やノウハウを活かした新たな価値を提供することで、競争力を強化します。資本金は約1億円(6,000万ルピー)で、代表取締役社長には鈴木誠一氏が就任しています。
DNP IMAGINGCOMM INDIA PRIVATE LIMITED
こちらの法人は、特に写真関連ビジネスに特化しており、昇華型熱転写記録材の供給やフォトプリンターの販売を行い、安定した高画質プリントの提供を目指します。イベントやウエディング、観光向けのフォトソリューションもトータルに提供する計画です。資本金は約1.5億円(9,000万ルピー)で、代表取締役社長には柿原昇氏が就任しています。
結論
DNPの2法人設立は、インド市場におけるビジネスチャンスを拡大し、競争力強化に向けた新たなステップです。インドという急成長市場での取り組みが、DNPの将来をさらに明るいものにすることを期待しています。今後の展開に注目が集まります。