株式会社カンリー、新たにAI推進体制強化へ
株式会社カンリー(本社:東京都品川区)は、このたび新たにChief AI Officer(CAIO)として萩野 貴拓氏を任命したことを発表しました。この人事は、カンリーが進めるAIを活用した店舗集客力の向上に向けた新たな取り組みの一環です。萩野氏はこれまでChief Incubation Officer(CIO)を務めており、その豊富な経験をもとにAI技術の研究・開発・実装を経営レベルで推進します。
新ビジョンの実現に向けた取り組み
カンリーは創業以来、『店舗経営を支える、世界的なインフラを創る』という使命を掲げ、11万店舗以上の支援を行ってきました。最近のテクノロジーの進化により店舗の情報発信や集客の仕組みが著しく変化する中、AI技術は単なる効率化の手段ではなく、店舗経営そのものを変革するための重要な要素と位置付けられています。
萩野氏がCAIOとして就任することで、今後以下の3つの主要な取り組みが進められます。
1.
AI機能の開発およびプロダクト強化
最近では、店舗経営におけるAIの潜在能力を最大限に引き出すことが求められています。そのために、カンリーはAI機能の開発とプロダクトの充実を進めていきます。
2.
社内AI基盤およびデータ統合環境の整備
AI技術を効果的に活用するためには、データが一元管理された環境が必要です。こうした基盤を整備し、AIの活用を更に促進する環境作りに努めます。
3.
AI人材採用・教育体制の強化
AI技術の最前線で戦うためには、その知識を持った人材が必要です。カンリーでは、AI専門の人材を採用し、社内の教育体制も強化していきます。
既に始動している第一フェーズ
AI推進室の設立やAI Operations Manager(AIOM)の配置が既に始まり、AIを駆使した店舗経営モデルの社会実装が加速化しています。これにより、仲間と共にAIネイティブな組織へと進化させることが期待されています。
萩野 貴拓とは
萩野氏は長年にわたり、技術革新とビジネスの接点で活躍をしてきました。高校時代に開発したソフトウェアで起業し、大学在学中からHRテック企業でチーフエンジニアを務めるほど早くからIT分野での実績を築きました。2014年には株式会社ビズリーチに入社し、AI技術を活用した事業展開を推進しました。2024年にカンリーにCIOとして参画し、2025年8月からはCAIOとして新たな職務に挑むこととなります。
このように、カンリーはAIを経営に組み込むことで、さらなる成長と競争力の強化を図ろうとしています。
今後の展望
新たなAI推進の取り組みが加わることで、店舗経営は大きく変貌を遂げるかもしれません。AIを用いたマーケティングと集客促進の活動がどのように進化していくのか、今後の動向に注目です。