ナッジとSKIYAKI、資本業務提携締結
2023年、ナッジ株式会社(東京都千代田区、以下「ナッジ」)は、スペースシャワーSKIYAKIホールディングスグループの株式会社SKIYAKI(東京都渋谷区、以下「SKIYAKI社」)との資本業務提携契約を結んだと発表した。この提携により、SKIYAKI社はナッジの先進的な金融基盤「クレカ as a Service(CCaaS)」を活用し、新たなクレジットカード発行事業に参入する。エンターテインメントとFintechを融合させた新しいビジネスモデルの構築に向けた意気込みが見られる。
提携の狙いと背景
SKIYAKI社はファンクラブプラットフォームや音楽メディアを中心としたエンタテインメント領域で、クリエイターとファンの強固なネットワークを築いている。一方で、ナッジは独自の金融ソリューションを持っており、今回の提携によって、新たなビジネスチャンスを生み出すことを目指している。具体的には、クリエイターの収益機会を飛躍的に拡大することを目指したオープンイノベーションが推進される。
新アプリ「Bitfan Card」の登場
両社の提携の第一弾として、ナッジが開発した「推し活カード」に基づき、SKIYAKI社のクリエイターネットワークを融合させた新たなファン体験が提供される。「Bitfan Card」と名付けられたこのアプリは、鶴見のファンクラブ機能とクレジットカード決済をシームレスに組み合わせたものだ。このアプリを通じて、ファンはより便利で情熱的な「推し活体験」を享受できる。
将来の展望:クリエイターバンクの構想
提携の核心は、エンタテインメント業界の資金循環を変革する「クリエイターバンク」の構想にある。この構想は、短期・中期・長期の三つのフェーズに分かれ、段階的に実現される。
短期:ファンクラブ収益の流動化
最初のステップとして、ファンクラブの売上を流動化し、クリエイターに即資金を提供する仕組みが構築されるだろう。これにより、クリエイターのキャッシュフローが劇的に改善される。
中期:クラウドファンディングの導入
さらに、中期的にはライブツアー制作費をクラウドファンディングで調達する仕組みも導入される。ファンが「共同ライブ主催者」として参加できる新しい興行モデルの創出が期待される。
長期:独自の与信モデル
長期的には、SKIYAKI社の蓄積したファンのエンゲージメントデータとナッジの決済データを解析し、クリエイターの将来性を評価する独自の与信モデルを開発する。この仕組みにより、従来の金融機関では評価が難しかったクリエイターへの融資や事業支援が実現される可能性がある。
代表者からのコメント
SKIYAKI社の代表取締役、小久保氏は「エンタメと金融の融合は我が社の成長戦略にとって重要な要素です。ナッジ社と協力し、新たな経済圏を創出できると確信しています」とコメント。
また、ナッジの代表取締役、沖田氏は「日本最大級のクリエイターネットワークを持つSKIYAKI様との協業を大変光栄に思います。推し活文化を金融の力で進化させることを目指します」と述べた。
会社概要
株式会社SKIYAKI
ナッジ株式会社
- - 所在地:東京都千代田区大手町一丁目6番1号
- - 代表者:代表取締役 沖田 貴史
- - 事業内容:フィンテック企画・開発・運営、「Nudge(ナッジ)」の提供
- - URL:https://nudge.works/