販路拡大の新たなカギ、マクアケとSB C&Sの提携
アタラシイものや体験の応援購入サービス「Makuake(マクアケ)」を運営する株式会社マクアケが、SB C&S株式会社と提携し、プロジェクト終了後の販路開拓をサポートする新しいコンサルパッケージを発表しました。この提携は、日本国内の新商品やサービスが一般販売に移行する際のニーズに応えるもので、双方の専門性を活かした新たな試みです。
マクアケの実績と課題
「Makuake」は、新しい商品やサービスのデビューの場として多くの実行者を支援し、これまでに43,000件を超えるプロジェクトを抱えています。これらのうち約70%の実行者がプロジェクト終了後に一般販売を行うものの、販売チャネルの確保や価格設定には多くの課題が存在することが明らかになっています。
特に、自社店舗を持たない実行者にとっては、過去の販売実績がない場合の販路開拓が難しく、適切な価格設定にも苦心している状況です。これらの実行者に対し、出口戦略を見据えたアドバイスを提供する必要が高まっています。
SB C&Sの強力なネットワーク
SB C&Sは、ソフトバンクのグループ企業として、販売代理店としての経験が豊富です。特に、ガジェットやIoT製品、家電商品の販売チャネルに強みを持ち、多様な流通ネットワークを確立しています。このような背景から、SB C&Sとの提携は彼らの強力なネットワークと知見を活かし、実行者の販路開拓を加速するものと期待されています。
新サービスの提供内容
提携に伴い、二つのコンサルティングメニューが提供されます。
1.
プロジェクト設計時のコンサルティング
「Makuake」でプロジェクトを開始する前から、一般販売時の販路や価格を考慮したアドバイスを受けられます。
2.
プロジェクト終了済み商品の販路開拓
過去のプロジェクトデータをもとに、適切な販売チャネルを紹介し、さらなる販路を開拓します。
セミナー開催
この新サービスの提供開始を記念して、2025年4月24日に実行者向け解説セミナーがオンラインで開催されます。セミナーでは、サービスの適用条件や申し込み方法、さらに販路開拓のポイントについて解説を行う予定です。
今後の展望
マクアケは、SB C&Sとの連携を通じて新たな取り組みを強化し、実行者の成長を支援することを目指しています。これにより、国内外の魅力的な商品が生まれ、広がり、長続きすることを実現していくでしょう。
2025年以降の新たな流通ビジネスモデルについても期待が寄せられる中、両社の取り組みから目が離せません。