環境に優しい革新的デザインを提案するQWSTIONが東京で新たな挑戦

QWSTIONが東京に新風をもたらす

スイス発のデザインブランド、QWSTION（クエスチョン）が2025年12月に東京で開催されるDesignTide Tokyo 2025 Market Weekに出展することが決まりました。QWSTIONは、循環型デザインを基に製品を展開し、環境に配慮した製造プロセスで知られるブランドです。特に、天然繊維であるBananatex®を活用したバックパックシリーズは、注目を集めています。

QWSTIONのブランド紹介

2008年にスイス・チューリッヒで設立されたQWSTIONは、デザインの在り方や製造方法を再考し、プラスチック製品からの脱却を目指しています。ブランド名自体が「問い直す」ことを象徴しており、使われる素材からサプライチェーン全体を見直す姿勢が特徴です。国際的なファッションブランドへの素材提供実績もあり、2023年にはB Corp認証を取得し、その運営に環境や社会への配慮を組み込んでいます。

Bananatex®とは？

Bananatex®は、フィリピンで育つアバカ植物の繊維を用いた天然繊維テキスタイルで、高密度のキャンバス織として仕上げられています。QWSTIONは、台湾のパートナーと共同でこの素材を開発し、数々の国際的な賞を受賞しています。Bananatex®は、強度や耐湿性に優れ、化学処理を必要とせず、高い撥水性を持ちながらも生分解性があるため、使用後は自然に還る循環型製品とも言えるでしょう。

DesignTide Tokyo 2025での展示内容

DesignTide Tokyoでは、QWSTIONのBananatex®を使用したバックパックシリーズがメインで展示される予定です。特に、生活シーンで重宝するデイパックや、ロールトップ式のRoll Pack、ショルダー型の小型バッグなど、実用性とデザイン性を兼ね備えた製品が並びます。

加えて、スイスの家具メーカーLehniとのコラボレーションによるEnsō Lounge Chairも展示され、サステナビリティとデザインの融合が際立つ内容となっています。