東京都立産業技術大学院大学がクラウド移行を実現
東京都立産業技術大学院大学が、株式会社理経の支援を受けて、入試・教務支援システム「CampusMagic」をクラウド環境に移行することに成功しました。このシステムは学生の成績や履修情報など、学校運営に必要なデータを管理し、教職員の業務の効率化に貢献しています。
「CampusMagic」の進化
これまでは、CampusMagicはオンプレミス形式で運用されていました。オンプレミスシステムでは、サーバーを学内に設置し、計画停電によるシャットダウンやバッテリー交換などの手間がかかっていました。しかし、昨今の通信網の発展により、データセンターやクラウド式の運用が可能になり、導入のメリットが大きくなりました。特に、クラウド環境を利用することで、初期投資や管理にかかるコストを削減できる点が強調されています。
導入の背景
東京都立産業技術大学院大学では、8年前からCampusMagicを導入していますが、運用の効率化を求めてクラウドへの移行を決断しました。従来のシステムでは多くの管理工数が発生していましたが、理経の支援により、これを大幅に軽減することが目指されました。
専門的なネットワーク設計
導入プロセスでは、事務職員専用と教員・学生専用のサーバーを分けて設計しました。これにより、セキュリティを確保しながら、すべての利用者が必要な情報に適切にアクセスできる環境を構築しました。また、職員が個人の端末からもアクセスできるようにし、使い勝手も大幅に向上しました。
コストダウンと運用のスムーズさ
使用するデータベースソフトウェアはオープンソースに切り替えたことにより、運用コストの削減を実現しました。理経の支援があったおかげで、移行はスムーズに行われ、サーバーはさくらインターネット株式会社の「さくらのクラウド」を利用しています。
さくらのクラウドの利点
さくらのクラウドは、すべてのホストサーバーとストレージシステムが国内に配置されており、為替リスクがないため安心です。また、商用ネットワークを介さない接続が可能なため、安全性も確保されています。これにより、学術情報に必要なデータが安全に運用できる利点があります。
今後の展望
理経は、今後もクラウドでの教務システム導入を検討する大学などに対して、CampusMagicの利用を推進していく方針です。これにより、より多くの教育機関が業務の効率化を図ることが期待されています。
企業紹介:株式会社理経
株式会社理経は1957年に設立され、システムソリューションからネットワーク、VR/ARコンテンツまで、広範なサービスを提供しています。最先端技術を駆使し、お客様のビジネスの発展に寄与することを目指している企業です。
公式サイト:
理経
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