防災と宇宙が交差する新たな取り組み「BSFP」
株式会社ワンテーブルがJAXAの共創型研究開発プログラム「J-SPARC」の一環としてスタートした防災・宇宙フルフィルメントプロジェクト(BSFP)が、今後の社会に寄与する期待の取り組みとして注目を集めています。このプロジェクトは、2018年から始まり、これまでに約10の企業や自治体が参加し、共同で事業を進めてきました。
このBSFPの特徴は、災害時に必要とされる食の課題を宇宙の知見と共に解析し、両者の知恵を生かした新しい食のカテゴリー「BSF(BOSAI SPACE FOOD)」を開発することにあります。この挑戦は、食に関わる新しいビジネスモデルの創出へとつながります。
新たな生活様式に対応するプロジェクトの拡大
COVID-19の影響により、人々の生活スタイルは著しく変化しています。安全で安心できる生活環境を実現するためには、災害や宇宙の知見を最大化し、企業とのシナジーを図ることが必要です。ワンテーブルは、そのためにBSFPの活動範囲を広げ、食だけでなく、より多様な分野への展開を考えています。
また、特に力を入れるのは「スーパー防災都市創造プロジェクト」を立ち上げ、地域が災害に強くなるための施策を促進することです。具体的なプロジェクトは、随時報告が行われる予定です。これまでの実績に基づいて、新しい発表が期待されます。
「LIFE STOCK WaterBreak」の登場
BSFPの第一弾プロトタイプである「LIFE STOCK」は、多くの自治体や企業に利用され、今年の豪雨災害時には被災地へ食糧支援として届けられました。このような中、今後の新商品として発表されたのが水分補給ゼリー「LIFE STOCK WaterBreak」です。この製品は、宇宙飛行士が宇宙で感じる喉の渇きに着想を得て開発されました。
現在、特に熱中症が懸念される季節を迎えるにあたり、このゼリーは水分補給や塩分の摂取を手軽に行える商品として期待されています。暑い環境下でも手軽に、水分補給を行うための便利な選択肢となります。賞味期限も長く、非常時の備蓄にも最適です。
より良い未来を目指して
BSFPは、業種を超えた企業との連携を進め、常に新たなアイデアを生み出すことに注力しています。災害時の備蓄、日常的な水分補給、宇宙での利用まで、幅広い場面で人々の生活の質を向上させるための取り組みが進行中です。これからも社会のニーズに寄り添うプロジェクトとして、さらなる展開が期待されます。
新商品「LIFE STOCK WaterBreak」は8月6日から予約受付が開始。人々の生活を支えるための製品として、ぜひ注目したい取り組みです。詳細については公式サイトから確認することができます。
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